10月17日にauとソフトバンクから発売された「Xperia 5 II」にはトリプルカメラが搭載されています。名門カメラブランド「ZEISS(ツァイス)」の名を冠し、T*(ティースター)コーティングを施したカメラレンズを採用するトリプルカメラはどのような画を撮影できるのでしょうか? ソフトバンクから借用した実機を使ってテスト撮影してみましょう!
どのレンズも同じ色味になる感動!
下記の4点の写真で注目していただきたいのが色。超広角、標準、望遠、「望遠の3倍デジタルズーム」で撮影した写真で色味がほとんど同じなんです。他社製トリプルカメラのなかには、カメラによって色味が異なることがありますが、Xperia 5 IIのトリプルカメラは同じ色味になるようにしっかりとチューニングされていますね。
トリプルカメラのすべてで夜景モードが使えるのも便利です。この夜景モードでも超広角、標準、望遠カメラで色味が統一されています。なにも考えずに撮っても色味が同じなので、あとで色調整する手間が省けます。
暗所ノイズが比較的目立たないのもグッド。しかし、超広角と標準カメラで白飛びしやすい傾向がある点は気になりました。手前の強い照明の白飛びは抑えているのに、遠くの看板が白飛びしていることもありました。夜景モードの白飛びは大敵。ソフトウェアアップデートでぜひ改善してほしいです。
さて、今回の撮影には使わなかったのですが、Xperia 5 IIにはソニー製デジタルカメラの画面構成や使い勝手を踏襲した「Photography Pro」がプリインストールされています。通常のカメラアプリよりも、自分の意図通りに、そして楽しく撮影できます。とっさのシャッターチャンスには通常のカメラ、凝った撮影にはPhotography Proと使い分けるとよいですね。
他社には4800万画素、6400万画素のイメージセンサーを供給しているソニーですが、現行のXperiaは最高でも1220万画素に留められています。この点に、画素数よりも絵作りで勝負というソニーモバイルの良心が感じられます。
カメラキーを用意し、α譲りのUIを採用したXperia 5 IIは、撮影体験を重視する方にもってこいの一台と言えます。
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