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弱点少なめの万能モデル 「Xperia 5 II」は「iPhone 12 mini」の好敵手になる!?

2020年10月20日 12時00分更新

超広角カメラは「画質優先」「歪み補正優先」を選べる

 背面のトリプルカメラは超広角(約1220万画素/F2.2/16mm)+標準(約1220万画素/F1.7/24mm)+望遠(約1220万画素/F2.4/70mm)。前モデルのXperia 5も超広角+標準+望遠でしたが、Xperia 5 IIの望遠カメラは光学2倍から光学3倍になっています。また、世界的な光学機器の老舗メーカー「ZEISS(ツァイス)」ブランドとコラボしたことも、大きな変更点と言えるでしょう。

上から超広角、望遠、標準の順に並ぶ

 まずは、「カメラ」アプリのデフォルトの設定で、いろいろな被写体を撮ってみましたが、それだけで十分に満足できる画質で撮れました。実際の色に忠実というよりも、実際よりも若干鮮やかに写る印象でした。

風景を撮った作例。空の青や樹木の緑は強めに出る印象

夜景はバランスのよい明るさで撮れる

あえて逆光を撮影したみたが、それなりの見栄えで写った

メインの被写体に近づいて場合、後方がナチュラルにぼける

ピントが合いにくい場合などにガイドが表示されるのも便利

 この機種に限らず、Xperiaは超広角での撮影を「画質優先」「歪み補正優先」を選択できます。初期設定は「歪み補正優先」になっていましたが、「画質優先」にして、ウルトラワイドレンズならでの歪みを楽しむのもアリでしょう。

超広角レンズによる歪みのある・なしを選択できる

「画質優先」で撮影した作例

「歪み補正優先」で撮影した作例

 Xperia 5 IIには、デジカメ(しかも、ちょっといい機種)と同じように、自分好みの撮影設定ができる「Photography Pro」機能があります。撮影モードやISO感度、シャッタースピードなどを設定でき、RAWデータの記録も可能。横向きで使う仕様で、側面のカメラボタンをシャッターにできます。

本格的なデジカメのような撮影設定ができる「Photography Pro」。人やペットの瞳にピントを合わせる「瞳AF」は犬の置き物にも対応した

 もうひとつ、前モデルのXperia 5から進化した「Cinematography Pro」も楽しめます。これは、ソニーの映画撮影用カメラの開発チームが監修した機能で、中高年世代には昔の映画のようで「懐かしい」、若い人には「エモい」と言われそうなビデオを撮れます。

「Cinematography Pro」は、これまで難しく感じることが多かったのだが、画角とLook(フィルター)を選んで撮影するだけでも雰囲気のあるビデオになり、使い込めばハマると思った

「Photography Pro」「Cinematography Pro」ともに、使わなくても困らないけど、使ってみると長期的に楽しめそうな印象です。使いこなしが難しそう。取扱説明書があれば……と思っていたら、ホーム画面に「Xperiaガイド」があり、そこから詳しい使い方を説明したページにアクセスできました。

ウェブ版の取扱説明書とも言える「Xperia使いこなしガイド」に、 「Photography Pro」と「Cinematography Pro」の詳しい使い方が掲載されている。ビジュアル主体でわかりやすかった

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