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激闘の準々決勝に胸が熱くなった「レインボーシックス Japan Championship 2020 FINAL ROUND」DAY1!
DAY1最終戦にCAGが登場!
DAY1最後を飾るのは、「CYCLOPS athlete gaming(以下、CAG)」と「Sengoku Gaming」の試合。国内有数の強豪チームであるCAGが優勝候補ではないかと当初は思っていたが、何が起こるかわからないのがレインボーシックス シージの面白いところ。猛者そろいの両チームがどのような戦略を駆使して戦い、どのような感動が得られるのか。私自身、一番楽しみにしていた試合だった。
第1試合の舞台は、ヴィラ。CAGの強みである個人技と時間管理の巧さを発揮し、Sengoku Gamingを少しずつ追い詰めていく。強固な連携と妥協を与えないCAGのプレイスタイルはかなり見応えがあり、強豪の名にふさわしい実力も垣間見える試合だった。Sengoku Gamingも健闘していたが、第1試合はCAGが勝利を飾った。
第2試合のマップはカフェ・ドストエフスキーで、お互いのスキルが激しく衝突する試合だった。見どころは、CAGのAnitun(あにつん)選手のトリプルキルと、捨て身の作戦に講じたSengoku GamingのReycyil選手。両チームのテクニックと戦略性の高さを堪能することができ、思わず鳥肌が立ってしまうほどだ。これがプロの戦いなのか……。
途中、Sengoku Gamingは調子を取り戻し、4-6で2本リード。第10ラウンドで、CAGのReyCyil選手が操作する「ELA」の暴力的なショットガンが炸裂し、そこから形成は一気に逆転した。
第2試合はSengoku Gamingが先取するという結果に。予想外の展開を迎えたため、結末がわからなくなってきた。
最後の戦いの舞台は、クラブハウス。ベスト4を決める激闘の火ぶたが切られた。第2試合と打って変わって、CAGの底力を再確認できる試合だと思った。1点も譲りたくない一心で、Sengoku Gamingにプレッシャーを与え続けるCAG。それが効を奏したのか、リードは広がる一方だった。
Sengoku Gamingは第7ラウンドから3本を取り戻し、第9ラウンドの時点で5-4と、リードを1点差まで縮めることに成功。この時点で、試合の流れがひっくり返る予感は大だった。第10ラウンドでCAGが1本を制したことで、DAY2へのリーチがかかったが、第11ラウンドでSengoku GamingのCandy選手が見事なクラッチを仕掛けたことで、延長戦は現実になりそうだった。
だが、第12ラウンドでCAGが全力投球のプレイを見せ、7-5でDAY2のチケットを手にした。準々決勝の域を超えた、手に汗握る激闘だった。
10時30分から深夜0時すぎまで続いたDAY1。ベスト4に選ばれたチームはいずれも激闘を体験した強豪ばかりで、どのチームが日本一の座を勝ち取っても不思議ではない。DAY1の模様はYouTubeなどで閲覧できるので、未見の人はぜひチェックしてもらいたい。
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