賞金総額1500万円の国内大会!
激闘の準々決勝に胸が熱くなった「レインボーシックス Japan Championship 2020 FINAL ROUND」DAY1!
白熱する試合の連続!
第2試合の勝利チームは、GUTS Gaming!
2戦目は「GUTS Gaming」と「NORTHEPTION」。第1ラウンドはお互い1v1となり、緊張感ある駆け引きが繰り広げられた。わずかな駆け引きの末、NORTHEPTIONが最初の1本をもぎ取った。それが功を奏したのか、怒涛の勢いでラウンドを先取し、GUTS Gamingとのリードを大きく広げていく。
しかし、ラウンド6からGUTS Gamingが粘りを見せたことで次々とラウンドを勝ち取り、第9ラウンドでリードを奪うことに成功。その後マッチポイントで再び拮抗するも、7-5でGUTS Gamingが勝利した。
第2試合のクラブハウスは、双方ともにしのぎを削る戦いとなった。第7ラウンドでNORTHEPTIONが1本リードを決め、続く第8、第9ラウンドも勝ち取っていった。第10ラウンドの時点で3-6。1本を取れば形勢逆転も夢ではない。来たるマッチポイントでは、終了間近で領事館初戦の再来というべき1v1の戦いに発展。ただならぬ緊張感が漂う中、お互い勝利を賭けて必死に交戦する。結果、最終局面での1v1もNORTHEPTIONが決め、第2試合を制した。
双方ともリーチを迎えたため、第3試合へ持ち越しに。DAY2行きのチケットを手にするのはどのチームなのか。当初の予想を大きく覆す展開になり、この時点ではどちらが勝ってもおかしくない状況であった。
運命を決める第3試合のマップ「ヴィラ」は、互角の戦いとなった。第9ラウンドでGUTS Gamingが1本を制し、スコアは5-4に。第10ラウンドも制したGUTS Gamingは、その勢いを維持したままマッチポイントに突入した。すべての力を注ぎ込み、次々とキルを重ねていくGUTS Gaming。勝利の瞬間を見逃すまいと、私は試合の結果に終始釘付けだった。
最後まで生き残ったNORTHEPTIONのSpeakEasy選手が最後の賭けに出るも、GUTS GamingのLi9ht選手が脅威の反射神経で察知し、SpeakEasy選手を倒した。長きにわたる激闘は、GUTS Gamingの勝利で幕を閉じた。eスポーツならではの熱気に魅了されっぱなしで、彼らの戦いに無我夢中になる自分がいた。gg!
脅威の逆転劇!
9月に発足されたばかりのエヴァ:eに注目!
3戦目は、「エヴァ:e」と「ELEMENT.36 JAPAN」。9月に発足されたばかりのエヴァ:eは、その名のとおり「新世紀エヴァンゲリオン」公式のゲーミングチームとして話題を生んだ。Maavi選手など、国内外の大会に出場した経験のあるメンバーが所属し、発足1ヵ月ながら本大会のベスト8まで勝ち残った。対して、福岡を拠点とするELEMENT.36 JAPANは、「PUBG」や「ウイニングイレブン」などの大会で高い成績を残す強豪のチーム。どのチームが勝つのか、固唾を呑んで見守っていた。
第1試合のマップは「オレゴン」。エヴァ:eがピックしたマップということもあり、第6ラウンドの時点で4-2と有利な試合展開となった。その後マシントラブルがあったものの、第7ラウンド以降も調子を落とすことなく、7-2で第1試合の勝利を手にした。撃ち合いの強さはもちろん、行動のタイミングが勝因であると感じた。プレイの参考にしたくなるほど、見どころのある試合だった。
カフェ・ドストエフスキーを舞台にした第2試合は、ELEMENT.36 JAPANの反撃で始まった。連続でラウンドを勝ち取り、第1試合を先取したエヴァ:eにプレッシャーを与えていく。Maavi選手の見事なエイムにより、第6ラウンド以降から調子を取り戻していくエヴァ:eだったが、ELEMENT.36 JAPANは、確実性のあるアプローチで差をつけ、攻撃・防衛両方で驚異的な強さを見せつけた。
しかし、ELEMENT.36 JAPAN優勢のマッチポイントでエヴァ:eがついに覚醒。勝利を目前としたELEMENT.36 JAPANの反撃を止め、延長戦に発展した。延長戦で完全復活を遂げたエヴァ:eは、超人のようなパワーをフル稼働させ、ELEMENT.36 JAPANを下す。予想外の逆転劇を披露し、次なる戦場であるDAY2へと歩を進めた。エヴァ:eの驚くべき実力に身震いすると同時に、注目すべきチームの1つとして記憶に刻まれることになった。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります