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自作できないけど最新パーツをハイエンドケースに詰め込んだ最強レベルのマシンがほしい人にオススメ!

GeForce RTX 3080搭載ゲーミングPC「G-Tune EP-Z」で、4Kやレイトレーシングでのゲームプレイをその手に!

2020年10月07日 09時00分更新

「G-Tune EP-Z」。試用機にはMSIのビデオカードが搭載されていたが、こちらは貸出当時のものとなる

 マウスコンピューターのゲーミングパソコンブランド「G-Tune」から、最新GPUである「GeForce RTX 3080」を搭載するハイエンド向けゲーミングパソコン「G-Tune EP-Z」が登場した。GeForce RTX 3080は、前世代のGeForce RTX 2080と比べ、CUDAコア数が3倍近くに増加し、4Kゲームプレイやレイトレーシングを使った重量級のゲームでも現実的に遊べる性能をうたっているのが特徴だ。

 G-Tune EP-Zは、G-Tuneの最上位級のパソコンのみに採用されているフルタワーケースに、GeForce RTX 3080に加え、Core i7-10700K、32GBメモリー、1TB SSD(M.2接続/NVMe対応)、2TB HDDを搭載。価格は33万3080円からとなっている。せっかくGeForce RTX 3080を搭載しているからCore i9とはせず、ゲームプレイにおいては存分に性能を引き出せるであろうCore i7-10700Kを標準スペックで採用し、その分価格を抑えているのもポイントとなっている。

G-Tuneの最上位級のパソコンに採用されるフルタワーケース。試用機は標準モデルからサイドパネルをライトスモーク強化ガラスにカスタマイズされている

GeForce RTX 3080を搭載しながら、かなり余裕のあるケース内部

大型のGeForce RTX 3080でもこの余裕

メインストレージはNVMe対応の1TB SSD

 今回は、さっそく試用機を借りることができたので、今回は基本性能からチェックしていく。なお、試用機は標準モデルから360mm長の大型ラジエーター採用の水冷CPUクーラーに(標準モデルは240mm長のラジエーターを採用する水冷CPUクーラー)、電源を800W(80PLUS TITANIUM認証取得)から1200W(80PLUS GOLD)に、サイドパネルをライトスモーク強化ガラスにカスタマイズしたモデルとなっている。こちらの構成で、価格は35万4860円。

試用機は標準モデルから360mm長の大型ラジエーター採用の水冷CPUクーラーに強化されている

GeForce RTX 3080以外もハイエンド構成
ゲームはもちろんクリエイティブ要素にも

 まずは、G-Tune EP-Zの総合的な性能をチェックするためにPCMark 10を計測したところ、総合スコアは7357という結果になった。詳細をみると、詳細では、アプリケーションの起動時間・ブラウザーの描画といった数値を見る「Essential」が10474、WordやExcelなどのビジネス系アプリケーションの動作能力を見る「Productivity」が8862、3Dグラフィックス描画や画像、動画の編集能力を示す「Digital Content Creation」が11644という結果だった。

PCMark 10の結果

 ハイエンドな構成なので当たり前なのだが、総合スコアはかなり高い。加えて、Digital Content Creationもしっかりと1万を超えているため、ゲームプレイに加え、手の込んだ動画編集などもできる性能だといえるだろう。

 CPU性能をチェックできるCINEBENCH R20は、マルチコアが4861pts、シングルコアが506ptsという結果になった。Core i9やAMD Ryzen Threadripperほどではないものの、ゲームプレイにおいては十分なスコアだと思う。

CINEBENCH R20の結果

 ストレージ速度を計測するCrystalDiskMarkは、シーケンシャルリードで1TB SSDが2082.34MB/秒、2TB HDDが198.90MB/秒になった。SSDはNVMe対応なので、十分高速。容量も1TBあるので、メインでプレイするゲームはこちらにインストールすればよい。HDDはSSDと比べると遅いので、ゲームプレイを録画したデータや、スクリーンショット、そのほかのデータなどの保管用として使用するといいだろう。

1TB SSDの速度

2TB HDDの速度

 なお、SSDをBTOカスタマイズで最大3500MB/秒超の「Samsung pm981a」に変更したり、HDDをSATA 3接続のSSDに変更することも可能。メインストレージをより高速にしたい、セカンドストレージもSSDにしてある程度高速にしておきたいという人は、BTOカスタマイズを利用するといいだろう。

 では、メインとなるグラフィックス性能をチェックしていこう。まずは3DMarkからチェックしたところ、Time Spyが15368、Time Spy Extremeが7766、Fire Strikeが29594、Fire Strike Extremeが18599、Fire Strike Ultraが10356、Port Royalで10786という結果になった。

Time Spyの結果

Time Spy Extremeの結果。若干CPU性能がGPUの性能について行けていないように見えるが、それでも十分にスコアは高い

Fire Strikeの結果

Fire Strike Extremeの結果

Fire Strike Ultraの結果

Port Royalの結果

 注目すべきは、4K解像度でのテストとなるTime Spy ExtremeおよびFire Strike Ultra、レイトレーシングを使用したゲームプレイのテストとなるPort Royalの結果だ。いずれもGeForce RTX 2080 SUPERおよび2080 Tiとのスコア差が大きく、4K解像度やレイトレーシングを使用したゲームプレイがより快適にできるようになったというのは、間違いないだろう。

 最後に、「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION BENCHMARK」をチェック。高品質、フルスクリーンという設定で、解像度を1920×1080ドット/2560×1440ドット/3840×2160ドットに変更して計測した。結果はいかのとおり。

1920×1080ドットでの計測結果

2560×1440ドットでの計測結果

3840×2160ドットでの計測結果

カスタム(3840×2160ドット)、DLSSオンでの計測結果

 また、カスタムでDLSSをオンにして計測したところ(解像度は3840×2160ドット)、10551(とても快適)までスコアは上がった。FFXVくらいの重量級タイトルでも、あまり設定を気にせずゲームプレイが可能なほか、DLSSに対応していればさらに快適に遊べるのがわかった。

GeForce RTX 3080により、4Kやレイトレーシングを使用した快適ゲームプレイが現実的に!

 G-Tune EP-Zは、GeForce RTX 3080を搭載することにより、4Kやレイトレーシングを使用したゲームプレイを現実的に視野に入れられる性能を持っているのが分かった。今後、重量級タイトルや、レイトレーシングに対応するタイトルが増えていく中、ゲームの性能を存分に引き出してより快適にプレイしたいなら、G-Tune EP-Zの性能は魅力的。

 さらに、エアフローに加えメンテナンス性、静音性などにこだわったケースを採用しているので、せっかくハイスペックな構成のマシンを買うので長い期間使いたいという人や、将来的にスペックを強化したいという人にもオススメできる。自作に自信がない、最初から組んでありすべてそろったハイエンドマシンを探している人は、G-Tune EP-Zを検討してみてはいかがだろうか。

 次回は、実際のゲームプレイ時のフレームレートをチェックしていく。

試用機の主なスペック
機種名 G-Tune EP-Z
CPU Core i7-10700K(3.8GHz~最大5.1GHz)、8コア/16スレッド
グラフィックス GeForce RTX 3080
メモリー 32GB
ストレージ 1TB SSD(M.2接続/NVMe対応)、2TB HDD
内蔵ドライブ DVDスーパーマルチドライブ(スロットイン)
通信規格 有線LAN(1000BASE-T)
インターフェース USB 2.0×2、USB 3.0×6、USB 3.1、USB 3.1(Type-C)、DisplayPort×3、HDMI、有線LAN端子、PS/2 Mini DIN 6ピン、S/PDIF、ラインイン、ラインアウト、ヘッドフォン、マイク入力、リアスピーカー、センター・サブウーファー
電源 1200W(80PLUS GOLD認証取得)
サイズ およそ幅215×奥行490×高さ501mm
OS Windows 10 Home(64bit)
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