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ミリ波対応の5Gスマホ「arrows 5G」はハイエンドの中に富士通らしさも

2020年10月04日 12時00分更新

 本稿でレビューするのは、富士通コネクテッドテクノロジーズが開発した「arrows 5G」。最近のarrowsシリーズは、「arrows Be4」のようなエントリー~ミドルレンジの機種が多かったのですが、本機は名前のとおり5G通信に対応するハイエンドモデル。ドコモが販売する5Gスマホ(全6機種)のうちの1つです。

 キャリアではドコモのみが取り扱っており、価格は11万2508円(税込)。7月30日から販売されています。カラーは「ネイビーブラック」「チタニウムシルバー」の2種類となっています。

 今回はarrows 5Gを1週間ほど使う機会を得たので、使用感をレポートしていきます。

薄くて軽い
ハイエンドらしい大画面

 本体はハイエンドらしいデザインです。縦長で横幅もそこそこありますが、厚さ約7.7mmと薄さが特徴。本体は樹脂製のため、手触りにややチープさを感じます。ハイエンドらしい高級感という点ではガラス製に劣りますが、そのぶん重量を抑えられているのか、見た目よりも軽い印象です。

サイズは約76×164×7.7/最厚部約9.5(mm)。重量は約171g

本体右側に電源ボタンと音量ボタン

下部にUSB Type-Cポート、SIMカードスロット

 側面は丸みのあるデザイン。薄さと相まってしっかりホールドできます。背面のデザインは、5Gの波をイメージしているのだとか。今回試用したのはネイビーブラックですが、落ち着いた色のなかに最先端を感じさせる輝きを楽しめました。

クールだがハイエンドらしいギラつきもある

 ディスプレーには有機ELを採用。サイズは約6.7型で、解像度はQuad HD+です。画面右上にはパンチホール式のインカメラを搭載。同じパンチホール式を採用する他機種と比べて直径が大きめなのかわかりませんが、存在感が少し気になりました。

iPhone11(右)と比較

 左右のフレーム部分がカーブしているため、ぎりぎりまで映像が表示されます。YouTubeでは1440p画質が選択可能です。比較的抑えのきいた発色でバランスも良し。特に横向きにしたときの画面への没入感はかなり高く、映画やドラマをじゅうぶんに楽しめました。

横向き時の没入感は非常に高い

 サウンド面では、Dolby Atmosに対応。本体上下にスピーカーがあるため、音の左右差は感じません。しかし、音自体は明瞭さに欠けていて、ザラつきも感じられました。端末から音を直に流すのでは、物足りないかなという印象です。

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