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ハイエンド構成同価格帯で雌雄を決する!

Core i9-10900K vs Ryzen 9 3900XT! RTX 3080搭載PCでゲームに強いのはどっち?

2020年09月28日 19時00分更新

ゲーム性能で上回る「ZEFT G15ASX」に対して
動画制作などでコア数を活かす「ZEFT R15P-ASV」

 それでは、両モデルのパフォーマンスを明らかにしていこう。

 まずは、定番のベンチマークソフトである「3DMark」(Version 2.13.7009)の総合スコアからだが、「ZEFT G15ASX」(Intel構成)と「ZEFT R15P-ASV」(AMD構成)とではほぼ横並びだ。CPUの違いによる性能差は、少なくとも3DMarkでは感じられない。それにしても、4K解像度(3840×2160ドット)のテストであるFire Strike Ultraで1万を超えているあたりはインパクトが大きい。DirectX 12のテストであるTime Spyでも、両モデルとも高いスコアを発揮しており、描画性能の高さを伺い知ることができよう。

 ちなみに、3DMarkにはPCI Expressのバス帯域幅をテストできる「PCI Express feature test」が用意されているので実行してみたところ、PCIe 4.0をサポートしている「ZEFT R15P-ASV」(AMD構成)が「ZEFT G15ASX」(Intel構成)に大差を付ける形になった。RTX 3080はPCIe 4.0に対応しているため、GPUの真価を発揮できるのは「ZEFT R15P-ASV」(AMD構成)ということになりそうだが、実際のゲームパフォーマンスはどうなのだろうか。

 そこで「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ ベンチマーク」を実行してみたのだが、「ZEFT G15ASX」(Intel構成)が「ZEFT R15P-ASV」(AMD構成)に6~15%ほどの差を付ける結果となった。1コアあたりの性能はRyzen 9 3900XTよりi9-10900Kに軍配が挙がるため、「ZEFT G15ASX」(Intel構成)が優位に立ったのだろう。

 それは、CPUの影響が色濃く表れる低解像度のほうが両者の差が開いている点からも明らかだ。とはいえ、「ZEFT R15P-ASV」(AMD構成)も3840×2160ドットでスクウェア・エニックスの指標で最高評価になるスコア7000を大きく上回っており、4K解像度でのプレイにまったく問題はなさそうだ。

 続いて「Apex Legends」でのパフォーマンスもチェックしておこう。ここでは、描画負荷が最大になるように設定したうえでゲームをプレイし、1分間のフレームレートを「Fraps」(Version 3.5.99)で取得した。すると、ここでも「ZEFT G15ASX」(Intel構成)が「ZEFT R15P-ASV」(AMD構成)に若干の差を付ける形となった。その差は最大でも5fps程度だが、やはりゲームパフォーマンスはi9-10900Kのほうが良好だ。だが、Ryzen 9 3900XTを採用する「ZEFT R15P-ASV」(AMD構成)は、3840×2160ドットでも常時120fps以上の性能を発揮し、1920×1080ドットにいたっては、ほぼ300fpsに張り付きと、RTX 3080の性能の高さを実感できる。

 さらに「Call of Duty: Warzone」でも、その傾向は変わらない。ここでは、描画設定を最大に指定したうえでゲームをプレイし、GPUOpenの「OCAT」(Version 1.6.0)でフレームレートを取得。なお、OCATの仕様上、最小フレームレートを計測できないため、代わりにデータを並べた際に99%目にあたる99パーセンタイルを用いている。

 その結果だが、やはり、絶対的な性能はi9-10900Kを採用した「ZEFT G15ASX」(Intel構成)が「ZEFT R15P-ASV」(AMD構成)を上回っている。その差は平均フレームレートで4~5%ほどだが、ここは評価が分かれるところだろう。だが「ZEFT R15P-ASV」(AMD構成)も、1920×1080ドットで最小フレームレートは144fpsを大きく超えており、十分満足のいく結果ではないだろうか。

 それでは、ゲーム以外のパフォーマンスも確かめておきたい。まずは、「FFMpeg」を用いて、動画のトランスコード性能を見てみよう。今回用意した動画ファイルは、ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズをプレイした7分弱のもので、解像度は1920×1080ドット、MotionJPEG形式のもの。

 これをFFMpegを利用して、H.264/AVCおよびH.265/HEVCへとトランスコードした。すると、「ZEFT R15P-ASV」(AMD構成)のほうが「ZEFT G15ASX」(Intel構成)より早く完了。これは「ZEFT R15P-ASV」(AMD構成)が採用するRyzen 9 3900XTのほうが、i9-10900Kよりコア数もスレッド数も多いため、それが奏功したと捉えるのが妥当だろう。

 さらに「PCMark 10」(Version 2.1.2506)の総合スコアでは、「ZEFT R15P-ASV」(AMD構成)が若干高い結果に収まった。ここでは、無償版でも実行できるPCMark 10“無印”のテストを実行しているが、スコアの詳細では「ZEFT G15ASX」(Intel構成)はEssntialsが高く、逆に「ZEFT R15P-ASV」(AMD構成)はProductivityが高い結果になっている。

 つまり、アプリケーションの起動などの基本性能は「ZEFT G15ASX」(Intel構成)に軍配が挙がり、オフィスアプリケーションの性能では「ZEFT R15P-ASV」(AMD構成)が優位に立っていると言えそうだ。

「ZEFT G15ASX」(Intel構成)におけるPCMark 10の実行結果

「ZEFT R15P-ASV」(AMD構成)におけるPCMark 10の実行結果

 最後にストレージ性能も「CrystalDiskMark」(Version 7.0.0)でチェックしておこう。その結果は一目瞭然、「ZEFT R15P-ASV」(AMD構成)のほうが、シーケンシャルアクセスとランダムアクセスともに高い結果を残している。とくにシーケンシャルライト性能では倍近い差が出ており、PCIe 4.0に対応している点は「ZEFT R15P-ASV」(AMD構成)が持つアドバンテージと言えるだろう。

「ZEFT G15ASX」(Intel構成)のシステムドライブに対するCrystalDiskMarkの実行結果

「ZEFT R15P-ASV」(AMD構成)のシステムドライブに対するCrystalDiskMarkの実行結果

両モデルともRTX 3080の性能の高さが光る
ユーザーの用途に合わせてCPUを選びたい

 以上のテスト結果から、ある程度の傾向が見えてきたのではないだろうか。やはり、ゲームパフォーマンスはi9-10900Kに分があり、それを採用した「ZEFT G15ASX」(Intel構成)のほうがゲームにおいては高い性能を得られる場面が多い。そのため、ゲームにおける絶対的な性能を求めるのであれば、「ZEFT G15ASX」(Intel構成)がいいだろう。「ZEFT G15ASX」(Intel構成)は、1フレームでも多く描画してほかのプレイヤーより有利に立ち回りたいというコアなゲーマーにこそオススメしたいモデルである。

 その一方で、「ZEFT R15P-ASV」(AMD構成)はPCIe 4.0をサポートしているという強みがある。そのため、SSDのパフォーマンスやGPUの性能を活かしきりたいと考えるユーザーであれば、「ZEFT R15P-ASV」(AMD構成)のほうが魅力的に映るはずだ。コア数およびスレッド数も「ZEFT R15P-ASV」(AMD構成)のRyzen 9 3900XTのほうが多いので、動画のトランスコードなど、ゲームだけでなくコンテンツ制作などにも活用したいのであれば、こちらのモデルがオススメだ。

(提供:セブンアールジャパン)

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