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東京ゲームショウで毎年行なわれるインディーゲームのアワードショー

今年最も光ったインディータイトルは!?「センス・オブ・ワンダー・ナイト 2020」をレポート

2020年09月26日 01時55分更新

 2020年9月25日に配信された「東京ゲームショウ 2020 オンライン」の公式番組「センス・オブ・ワンダー・ナイト 2020」のレポートをお届けする。

■【TGS2020】センス・オブ・ワンダー・ナイト 2020

 「センス・オブ・ワンダー ナイト 2020(SOWN2020)」は、"見た瞬間、コンセプトを聞いた瞬間に、誰もがはっと、自分の世界がなにかが変わるような感覚"=「センス・オブ・ワンダー」を引き起こすようなゲームのアイデアを発掘し、ゲーム開発者に東京ゲームショウ会場でプレゼンテーションと作品紹介の機会を提供する企画。

 13回目を迎える今年はオンライン開催ということもあり、各国の開発者とリモートでつながった状態でプレゼンテーションが行なわれた。

 MCはゲームジャーナリストの新 清士氏と、テレビジオン代表取締役社長のマサボ・イザベル氏が担当。審査員には神奈川電子技術研究所のisao氏、NPO法人オキュフェスの高橋建滋氏、TSUKUMOの駒形一憲氏、ソニー・インタラクティブエンターテインメントの吉田修平氏などが登壇した。

ノミネートされた8タイトルを紹介

『Infini』

壁にぶつかると即死するサイデリックなパズルゲーム。
画面の端がループする世界に閉じ込められてしまった「ホープ」を操作し、
壁にぶつからないようゴールを目指す

カメラのズームアウトや速度変化、奥行きを変えるステージも存在

Steamにて1220円で発売中。

 

『ELEC HEAD』

光がなくなった世界で、漏電しているキャラクターを操作しながら
仕掛けに電気を流して進むアクションゲーム

プレイヤーができるのは移動、ジャンプ、頭を投げるシンプルなアクションのみ。
2つの意味で「頭を使う」ゲームとなっている

itch.ioにて体験版を配信中。

SYAKERAKEにて体験版を配信中。

 

『カニノケンカ -Fight Crab-』

「カニ」を操作して相手をひっくり返したら勝ちという対戦アクションゲーム。
「カニ」でなくてはならないゲームとは何か?
むしろ「カニ」にルールを寄せていく

「カニ」の体格にも意味が生まれる。
もはや「カニ」に適応してしまった人間も現れている

Steamにて1980円で販売中。

Nintendo Switchにて2400円で配信中。

 

『Nimbatus: The Space Drone Constructor』

たくさんのパーツでドローンを作るアクションシミュレーションゲーム。
惑星や銀河を探索して資源を集め、地球に戻ってくることが目的

2013年に開発を開始してSteamではすでに10万ダウンロードを達成。
コミュニティとの意見交換を重ね、進化を続ける。
〇×ゲームや電卓など、さまざまなゲームを作ることでプログラミングを学べる

Steamにて2050円で配信中。

 

『First Class Trouble』

だましだまされる非対称型マルチプレイゲーム。
豪華な宇宙客船を舞台に、暴走したAIアンドロイド「ペルソノイド」が人間に擬態する。
人間VSペルソノイドのソーシャルな心理戦が楽しめる

倒されると掃除機になってしまう展開も。

Steamにて配信予定。

 

『Arrog』

「死」をテーマとしたアーティスティックなパズルアドベンチャーゲーム。
「Arrog」というタイトル名自体に意味はなく、
固定観念を持たずにゲームをプレイし、感じてほしいという想いがあったという

審査員の吉田氏いわく、音楽とストーリーがよく、
誰でもシンプルなパズルで最後までプレイできるとのこと

Steamにて310円で配信中。

 

『Trash Sailors』

海をいかだで漂流しつつ、ゴミを拾って資源にしながら進むサバイバルゲーム。
最大4人でプレイ可能で、いろいろなタスクを分けあって協力するのが大事

夜の暗闇を照らすには電気が必要で、サメに襲われれば修理する資源が必要となる。
今後は3Dのようにさまざまな角度から見たり進めるようにするのが課題だという

Steamにて、デモ版が配信中。

 

『A Space for the Unbound』

インドネシア90年代後半をテーマにしたゲーム。
新海誠監督の映画などにインスピレーションを受けており、
超能力を持った少年少女の物語が展開する

不思議な本で人の心に飛び込み、悩みなどを解決してアイテムを入手できる。
猫をなでるのが非常に重要な要素とのこと

Steam/PlayStation 4/Xbox One/Nintendo Switchで来年配信予定
Steamでプロローグを配布中

 

 視聴者がいいと思ったタイトルのときにコメントで「ピコ」と送信すると、のちに賞の1つであるオーディエンスアワードグランプリに選ばれるという形で配信。視聴者も参加している気持ちで楽しむことができた。

Best Experimental Game Award

『Infini』

Best Technological Game Award

『Nimbatus: The Space Drone Constructor』

Best Game Design Award

『ELEC HEAD』

Best Arts Award

『A Space for the Unbound』

Best Presentation Award

『カニノケンカ -Fight Crab-』

 

Audience Award GP

『A Space for the Unbound』
(ELEC HEADもノミネート)

   
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