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NTT Com 、「東京第11データセンター」提供開始

2020年09月18日 15時00分更新

 NTTコミュニケーションズは9月18日、「東京第11データセンター」(東京第11DC)の提供を開始した。

 東京第11DCは、東京都武蔵野市に立地。サーバールーム面積およそ6250平方メートル(2600ラック相当)、電力容量21MWを供給する首都圏最大規模のデータセンターとなる。

 同社では2018年4月に「東京第10データセンター」を開設しており、ユーザーからのさらなる需要に継続して応えるためのデータセンター拠点を拡大という。東京都心からのアクセスに優れるほか、東京第11DCは、活断層から離れ、液状化の可能性が低い武蔵野台地の強固な岩盤上にあり、大雨や近隣河川の氾濫時でも浸水が極めて少ないエリアに立地。建物は、東日本大震災や今後想定される南海トラフ地震クラスの巨大地震でも安心な免震構造を採用。

 空調システムは、季節に応じて最も効率的な熱交換方式に切り替え可能な先進の間接蒸発冷却方式を導入し、従来の空調システムに比べておよそ60%の消費電力削減を実現。屋外設備と屋内の空調機を冷水配管で結ぶという従来方式と異なり、間接蒸発冷却方式は、屋内外設備が一体化した設計により、スペース効率を高め、サーバールームへの送風は冷却効率が高い壁面吹き出しとすることで、実効8kW/ラックメニューの高密度設置に対応する。

 さらに電力・空調・通信設備の冗長化、災害対策、充実したセキュリティーなど「Nexcenter」定めるグローバルで統一化された厳格な設備・運用基準に準拠。ネットワーク環境にも優れ、各種クラウド事業者の接続ポイントやインターネットの相互接続点であるIX(インターネット・エクスチェンジ)が設置される、東京都内のNTT Comデータセンターにダイレクトに接続。従来は東京都心のデータセンターの強みであった、あらゆる接続先への低遅延かつセキュアなネットワーク接続性を東京西エリアに位置しながら実現するという。

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