スマホ向けESETがメジャーバージョンアップでV6に!
「ESET Mobile Security for Android」新機能「決済保護」でスマホでの銀行口座利用や金融取引をもっと安全に
EMS V6に搭載された「決済保護」を使ってみた!
それでは、実際にこの決済保護機能を使ってみよう。EMS V6をインストールしただけでは機能が有効化されていなかったので、まずは有効化から。
「決済保護」をタップすると、「金融データを保護」という画面になる。この画面の右下に「有効」というボタンがあるので、これをタップしよう。管理機能の一部をESETへと許可する必要がある場合は、設定画面が出るので許可しておくこと。
機能を有効化すると、保護対象となるアプリが登録されたセーフランチャーが表示される。一般的な金融関係アプリを自動で登録してくれるので、スグにでもセーフランチャーからアプリを起動可能だ。ただし、決済保護を使いたいアプリが登録されていない、もしくは、使いたくないアプリが登録されている場合は、手動で設定を変更してやろう。
手動で変更する場合は、セーフランチャーの右上にある「管理」をタップする。
セーフランチャーへの登録や削除は簡単。チェックマークがあるのが登録されているもの、ないものが登録されていないものとなる。タップするごとに切り替わるので、必要なものにはチェックを付け、必要ないものはチェックを外すだけだ。最後に右下の「完了」ボタンをタップすれば、変更完了となる。
試しにこのセーフランチャーからアプリを起動してみると、決済保護機能によるチェックが行われてからアプリが起動する様子が確認できる。
なお、セーフランチャーを使わずにアプリを起動するとどうなるかを試してみたところ、この場合でも、セーフランチャーに登録されているアプリなら簡単なチェックが行われていた。
EMSを開いて決済保護をタップし、セーフランチャーを表示してからアプリを起動する……などという操作を毎回やるのは面倒なので、アプリとして登録されている「決済保護」をホーム画面に配置しておくといいだろう。セーフランチャーに登録してある金融系アプリを一括して扱えることもあって、かなり便利になる。
決済保護以外の機能も秀逸!スマホの安全をしっかり守れるEMS V6
新機能として決済保護を紹介したが、これ以外にも、基本的な「ウイルス対策」、詐欺から身を守るのに重要な「フィッシング対策」、勝手なアプリの起動を許さない「アプリのロック」など、様々な脅威に対抗するための機能が装備されている。
個人的に便利だと感じたのは、左上のメニューから起動できる「セキュリティ監査」。この機能はアプリに出している権限情報を見やすくしてくれるもので、大きく「デバイス監査」と「アプリケーション監査」の2つの項目がある。
もちろんAndroidの設定画面でも権限の確認はできるのだが、全アプリの権限が列挙されてしまい、お世辞にも見やすいものではない。その点EMSのセキュリティ監査は権限のあるものだけが表示されるため、非常に見やすいのが特徴だ。明らかに許可を出した覚えのないアプリも見つけやすく、オカシイと思ったら、すぐに権限の変更やアンインストールが行なえるのも便利だ。
そのほか、「ESET Mobile Security for Android」の持つ様々な機能については、過去に紹介したこちらの記事を参考にしてほしい。
セキュリティ対策といえばパソコンばかりが注目されがちだが、ネットサービスや各種アプリで被害に遭うのはスマホも同じ。EMS V6を使い、少しでも安全な環境で楽しめるように心がけよう。
(提供:キヤノンマーケティングジャパン)
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