新登場の第8世代iPadの詳細スペック確認 昨年モデルからはほぼCPUの変更のみ
iPadの入門機として、いまだ高い人気の無印iPad。今年も第8世代となる新モデルが登場した。税抜3万4800円~という手に入れやすい価格でありながら、iPadOSの操作性に加えて、Apple Pencilでのペン操作やSmart Keyboardもサポートするなど、本格的な使い方にも十分対応するのが人気の秘密だ。
前年モデルとの違いはほぼCPU強化に尽きる
ストレージも下位モデルは32GBのまま
ここでは、昨年の第7世代や一昨年の第6世代とスペックの比較を詳しくしていこう……と言いたいところなのだが、第8世代iPadでの進化点はほぼCPUに尽きる。昨年の第7世代で10.2型と画面が大型化されたが、CPUがA10のままとやや力不足を感じたのは確か。そこから2年分ジャンプアップして、2019年モデルのiPad AirやiPad miniと同等のA12 Bionicに。iPadOSのサポート期間もこれで延びることが期待できる。
一方で残念なのが、最廉価モデルのストレージは32GBで変わらない点。カメラもインカメラは1.2メガ止まりだ。またディスプレイについては、今回も上位モデルのようなフルラミネーションディスプレイではないので、ペン先と画面の間のギャップは感じるはず。文字などを書く分にはそれほど気にならないので、ここは割り切って使うのが吉だろう。カラバリもシルバー、スペースグレイ、ゴールドの3色で同じだ。なお、コネクタ自体はLightningのままだが、ACアダプタが「USB-C電源アダプタ」となり、「Lightning-USB-Cケーブル」とセットになっている。
狭額縁の画面、USB Type-C、Magic Keyboard、フルラミネーションディスプレイ、第2世代Apple Pencilなど、iPad Pro譲りの機能に魅力を感じるのであれば、新iPad Airを選択するべきだろう。
iPad (2020) |
iPad (2019) |
iPad (2018) |
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価格 | 3万4800円~ | 3万4800円~ | 3万7800円~ |
ストレージ | 32/128GB | ||
ディスプレー | 10.2型液晶 | 9.7型液晶 | |
画面解像度 | 2160×1620 | 2160×1620 | |
画素密度 | 264ppi | ||
サイズ | 250.6×174.1 ×7.5mm |
240×169.5 ×7.5mm |
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重量(Wi-Fi) | 490g | 483g | 469g |
CPU | A12 | A10 | A10 |
カメラ | 8メガ(F値2.4) | ||
インカメラ | 1.2メガ (F値2.4) |
1.2メガ(F値2.2) | |
生体認証 | Touch ID | ||
無線LAN | 802.11ac(MIMO対応) | ||
SIM(Cellular版) | nanoSIM+eSIM | nanoSIM | |
防水防塵 | × | ||
Apple Pencil | ○(第1世代) | ||
Smart Keyboard | ○ | × | |
Sidecar | ○ | ||
コネクタ | Lightning | ||
イヤホン端子 | ○ | ||
動作時間(ネット) | 最大10時間 | ||
バッテリー | 32.4Wh | ||
ワイヤレス充電 | × | ||
カラバリ | シルバー、スペースグレイ、ゴールド |
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