PR TIMESは9月11日、ウェブメディア制作や企業PR支援等を手掛けるism(イズム)の全株式を取得し、完全子会社化したと発表した。
ismは、「もっと、わたしらしく」のビジョンのもと、「女性の働くを楽しくする」ことに繋がる事業を展開し、働く女性向けコミュニティー「ism」を運営する。ウェブコンテンツのマーケティング支援、企業のオウンドメディア運営支援、企業の広報パートナーとしてPR支援等を行なう、2017年4月創業のスタートアップ企業で、役員社員は全員女性で構成されている。
ism代表の鈴木碩子氏は、ism創業以前にビジネスメディア「U-NOTE」を運営する株式会社U-NOTE(現:グラム)の一号社員として1万本以上のコンテンツを統括し、創業後はスタートアップメディア「BRIDGE」にて年間100社以上のスタートアップを取材するなど、長らくメディアパーソンとして活動。その経験を活かし、ism社では各分野に精通したメンバーとともに多数企業のウェブメディア制作やマーケティングおよび広報PR支援に携わってきた。
PR TIMESは2018年4月にBRIDGEを、同年10月にはU-NOTEを事業譲受するなどメディア事業を強化し、プレスリリース配信に留まらない企業ニュースの流通拡大を進めている。また、PR TIMESとismの両社メンバーによる共同プロジェクトとしてPRナレッジメディア「PR TIMES MAGAZINE」を2月に開設した。
10月1日よりismはPR TIMESの子会社となり、ismが展開するウェブマーケティング支援事業および広報PR支援事業は、PR TIMESの各事業と連携する予定。同時に、女性向けライフスタイルマガジン「ism magazine」の運営にもこれまで以上に注力していくという。これに伴い、バックオフィス支援事業は2020年内を目処に終了し、ウェブマーケティング支援や企業PR支援等の事業に専念するとしている。
PR TIMESでは、ismの子会社化にともない、PR TIMES利用企業の広報支援やウェブマーケティング支援などPRパートナー事業の強化、PR TIMES運営メディアのコンテンツ制作体制の強化、働く女性向けコミュニティーとのシナジー効果の最大化に取り組んでいくという。なお、当期の業績に与える影響は軽微としている。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります