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指先サイズのそら豆型ワイヤレスイヤホン「Galaxy Gear Buds」を試した

2020年09月12日 12時00分更新

 9月4日に発売されたサムスン「Galaxy Buds Live」はオープンイヤー型のワイヤレスイヤホンだ。9月10日にメディア向けに行なわれた体験会で、そのデザインや使い勝手を試してみた。

Galaxy Gear Buds

 これまで発売された「Galaxy Buds」シリーズはカナル型だったが、Galaxy Buds Liveはシリーズ初のオープンイヤー型となった。まるで「そら豆」のような形状している本体形状も大きな特徴だ。カラバリはミスティックブロンズ、ミスティックブラック、ミスティックホワイトの3色。ちなみにこの3色は海外で販売中の「Galaxy Note20 Ultra」のカラバリに合わせている。

 イヤホンを収納するケースは手のひらサイズのコンパクトかつスタイリッシュなデザイン。光沢感ある仕上げはジュエリーボックスをイメージしている。ケースを開けるとそら豆が2つ並んでいるようにイヤホンが収納されている。

3つのカラバリはGalaxy Note20 Utraと同じ

小型の宝石箱のようなデザインの充電ケース

 イヤホン本体は27.3x16.5x14.9mmで重量はわずか5.6g。充電ケースは50.2x50x27.8mm、重量は42.2gだ。イヤホンは外側を光沢仕上げ、内側は肌になじむマット仕上げとしている。そら豆のようなデザインは人間工学に基づいた設計がされており、長時間使っても疲れにくい装着感を味わえる。また、オープンイヤー型ながらもアクティブノイズキャンセリング機能を搭載している。

 イヤホンの充電は充電ケースに接続したUSB Type-Cケーブルで行なう。クイックチャージ機能をサポートしており、5分で約1時間分の充電が可能だ。イヤホンのバッテリー容量は60mAh、充電ケースのバッテリーは472mAh。連続音楽再生時間は8時間で、充電ケースを併用すると29時間利用できる(いずれもノイズキャンセリングをオフにしたとき)。

人間工学に基づいたそら豆のようなデザイン

充電ケースとの併用で29時間の利用が可能

 イヤホン内部には12mmのスピーカーとベースダクトが搭載されており、さらにAKGの技術を利用することで小型のイヤホンとは思えぬほど音質は良好と感じられた。マイクも内蔵しておりスマートフォンやPCと接続し、ワイヤレスマイクとして通話などにも利用できる。

 実際の装着感は、本体が小さいこともあり耳の中にしっかりとフィットする。特徴的なそら豆の形状は突起部分がなく、装着していることを周りから意識させない。自分ではわからないものの、他人から見るとイヤホンをしていることに気が付かないかもしれない。そして本体が軽いこともあって、動いても耳から落ちるようなことはなく、ちょっとした運動をするときに使うのに向いてそうだ。

小型で軽量のためフィット感は良好だ

突起部分がないためつけていることも目立ちにくい

 なお、Galaxy Buds Liveのコントロールは、本体のタッチ操作やスマートフォンアプリからできる。タッチ操作は「シングルタッチ」「ダブルタッチ」「トリプルタッチ」「タップアンドホールド」の4つ。アプリではイコライザーの変更やタップアンドホールド操作の動作変更なども可能。

 またこのサイズで搭載しているアクティブノイズキャンセリング機能を試すため、エアコンの吹き出し口の前で音楽を再生してみた。オープンタイプのため100%完全にノイズを遮断できないものの、機能のオンとオフで周りの雑音レベルは格段に差があった。メーカーによると97%の雑音をカットできるという。ノイズキャンセリングオフでは周りの人の話し声が気になったが、オンにすると周囲の音は多少聞こえるものの、人の声はほとんど気にならない。本格的なノイズキャンセリングを求めるのでなければ十分実用的と思われる。

アプリでは操作やカスタマイズができる

エアコン吹き出し口出ノイズキャンセリングを試す。効果は十分あった

 Galaxy Buds Liveの価格はAmazon.co.jpの公式ストアで2万673円(税込)。ワイヤレスイヤホンにファッション性を求める人や、目立たない製品が欲しい人、あるいは手軽にノイズキャンセリングを使いたい人などにとって注目の製品だろう。同じカラバリ展開をするスマートフォン「Galaxy Note20 Ultra」シリーズの日本上陸も期待したいものだ。

Galaxy Note20 Ultraと同色で合わせるのもいい(写真はヨーロッパ版Galaxy Note20 Ultra)

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