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往年の名車シリーズ

ロータリーは死なず! マツダ「RX-8 SPIRIT R」は今でも心トキメクスポーツカーだった!

2020年09月12日 15時00分更新

文● 栗原祥光(@yosh_kurihara) 編集●ASCII 車両協力●マツダ

コクピットはタイトでスポーティー
その気にさせるデザイン

 運転席側に座ると、残念ながら室内は現在のマツダ車と比べて隔世の感があるのは否めない。灰皿などは最近のクルマではなかなか見ない懐かしい装備だし、リモコンはカード型でありながらイグニッションはボタン式ではない、ナビの画面が小さく、さらにダッシュボード側には置かれてない、というあたりに時代を感じる。スイッチの感触も今のマツダ車とは雲泥の差だし、内装の質感も現在の目で見るとチープだ。今のマツダ車は質感をあげてきているので、なおさらそれを感じてしまう。17年という歳月はもちろんのこと、たった17年でマツダは大きく変わったとも言える。

 一方、変わらないものもある。それは「マツダスポーツらしさ」という匂い。センターにタコメーターを配置した3連メーターやステアリングに触れた感触、サイドブレーキレバーなどは、クルマ好きならニヤリとすること間違いナシ。何より少しタイトなコクピット感は、スポーツカーならではの世界。これは今のND型ロードスターにも受け継がれている。

前席ドアを開けた様子

コクピット感漂う運転席

室内はシンプル。センターコンソール上部にナビではなく液晶の時計などを配するあたりに時代を感じる

ショートストロークのシフトレバーと特徴的な形状のサイドブレーキレバー

アームレストを開けると2連のドリンクホルダーが姿を現す

ナビ画面の下には、3連のエアコン調整スイッチを配置する

ステアリングホイールとメーターパネル

RX-8のメーターパネル。3連メーターでセンタータコ。レブリミットは8500回転だ

現行車種であるND型ロードスターのメーターパネル。スピードメーターは指針式、水温計などは液晶ディスプレイになっているものの、3連メーター、センタータコという様式は引き継がれている

RX-8のカードリモコン

RX-8のイグニッション。ボタン式ではなく、スイッチ切替型だ

フロントドアのインナーパネル。濃淡のあるグレーのツートーンだ

ペダル群。現在のマツダはアクセルペダルをオルガン式としているが、RX-8は吊り下げ式だ

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