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優秀なエンジニアは、AtCoderを活用して採用できる!

「アルゴリズム人財」を語る、採用・育成、オープンイノベーション担当向けウェビナー開催

2020年09月02日 15時00分更新

AtCoderの実際のランキング(2020年9月2日時点)。上位には海外勢が並ぶ

 コロナ渦で経済が振るわない昨今だが、エンジニア不足の状況は変わっていない。むしろ社内外のさまざまな手順・仕組みのオンライン化、DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進等で、優秀なエンジニアがさらに強く求められている。

 そのエンジニアの優秀さを定量的に計る手段としても活用されるのが、競技プログラミングである。

 競技プログラミングとは、提示された課題を最も速く(課題によっては違う評価基準で)プログラミングすることを競うものだ。結果は点数化され、ランキングとして公開される。アメリカではTopcoderという競技プログラミングがよく知られており、日本ではAtCoderが代表例だ。

 多くのエンジニアたちが能力を戦わせている競技プログラミングで、課題をより速く解くためには、効率的なアルゴリズム、つまり効率的な手順を構築しなければならない。言い換えれば、競技プログラミングで高ランクにある人は、優れたアルゴリズムを導き出せる人と言える。

 そういった、優れたアルゴリズムを構築できるエンジニア、「アルゴリズム人財」について語る、企業の採用・育成、オープンイノベーション担当者には必見のWebセミナーが開催される。アルゴリズムでサービスや事業を改善した実際の事例から、アルゴリズム人財の重要性を明らかにしつつ、競技プログラミングなどでどう育て、どう採用に結びつけていくのかを紹介。参加は無料なので、ぜひご覧いただきたい。

9月24日開催、「アルゴリズム人財」Webセミナー概要

今後10年、ビジネスの成否を左右する『アルゴリズム人財』とは?
―競技プログラミングで磨かれたアルゴリズム人財が生み出す、新たな可能性―


日時: 2020年9月24日(木) 14時~16時
会場: オンライン配信(Zoomを使用したWEBセミナー)
参加費:無料
定員: なし
対象: 技術力を競争力と考える企業の採用・育成に関わるプレーイングマネージャー、オープンイノベーション担当者

プログラム:
【はじめに】(14:00~14:15 15分間)
アルゴリズム人財を鍛える競技プログラミング、そしてAtCoderとは? ライブコーディングを含めて紹介します。
・AtCoder株式会社代表取締役社長 高橋直大氏
【第1部】ビジネスの効率化にアルゴリズムはどのように活用できるのか?
(14:15~15:05 50分間)
ビジネスの効率化にアルゴリズムはどのように活用できるのか? 運送効率の向上など、実事例を紹介しつつ、アルゴリズムがどのようにビジネスを変えるのかを考えます。
・ヤマトホールディングス株式会社 執行役員 データ戦略担当 中林 紀彦氏
・フューチャー株式会社 SAIG(Strategic AI Group) アーキテクト 塚本 祥太 氏
ほか調整中
【第2部】優れたアルゴリズム人材を、どのように育て、そしてどう採用するか?
(15:05~15:55 50分間)
基本的な教養としてプログラミングが求められ、そしてアルゴリズムの知識が重要となるこれからにむけて、これをどう学ぶのか? そしてどのように採用に結びつけるのか。成果もふまえて語ります。
・Ruby開発者 まつもとゆきひろ 氏
・フューチャー株式会社 SAIG(Strategic AI Group) アーキテクト 塚本 祥太 氏
・AtCoder株式会社 代表取締役 高橋 直大 氏
ほか調整中
【質疑応答】(15:55~16:00 5分間)

登壇者:
ヤマトホールディングス株式会社 執行役員 データ戦略担当
中林 紀彦氏

2002年、日本アイ・ビー・エム入社。データサイエンティストとして数々の企業のデータ活用を支援。その後、オプトホールディング データサイエンスラボの副所長、SOMPOホールディングス チーフ・データサイエンティストを経て2019年8月、ヤマトホールディングス入社。また、筑波大学大学院の客員准教授としてビッグデータ分析の教鞭も取る。

フューチャー株式会社 SAIG(Strategic AI Group) アーキテクト
塚本 祥太氏

サーバーサイドエンジニアとして大規模スクラッチ開発を経験。Futureに入社し大手物流企業のシステム刷新に携わった後、アルゴリズムを駆使した価値提供を志してAIチームに異動。顧客のドアオープンから入り込み、チームをリードしつつ自身もコーディングを行うなど、一気通貫で課題解決に従事する。

プログラミング言語Ruby開発者
まつもとゆきひろ氏

1965年鳥取県米子市生まれ。世界的に使われているプログラミング言語「Ruby」の開発者。株式会社ネットワーク応用通信研究所フェロー、楽天株式会社楽天技術研究所フェロー、Rubyアソシエーション理事長、島根県松江市名誉市民。本名は松本行弘(読み同じ)で、Matzの愛称で親しまれている。1984年、筑波大学第三学群情報学類に入学。1995年にニュースグループ「fj」上で公開したオブジェクト指向スクリプト言語「Ruby」は、2012年4月1日に、日本発のプログラム言語としては初めてISO/IEC規格として承認された。

AtCoder株式会社 代表取締役
高橋 直大氏

AtCoderの代表取締役でありながら競技プログラマー、マイクロソフト主催のプログラミングコンテストである「イマジンカップ2008」のアルゴリズム部門において世界3位入賞、NASA主催のコンテストで書いたソースコードがスペースシャトルの航行に使用されるなど、数々の実績を持つ。

モデレーター
角川アスキー総合研究所 主席研究員
遠藤 諭氏

1956年新潟県長岡市生まれ。プログラマーを経験後、1985年にアスキーに入社、『月刊アスキー』編集部に配属。1990より編集長。その後、月刊アスキー編集人、株式会社アスキー取締役などを経て2013年より現職。
主な著書に『新装版 計算機屋かく戦えり』『ジェネラルパーパス・テクノロジー(共著)』『ソーシャルネイティブの時代』など

お申し込み:以下のURLからお申し込みください。https://webinar.atcoder.jp/20200924webinar.html

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