ゼンハイザージャパンは9月1日、完全ワイヤレスイヤホン「CX 400BT True Wirless」を発表した。価格はオープンプライス。店頭での販売価格は2万円台半ばになる見込み。発売は9月下旬を予定している。
カラーはブラックとホワイトの2色展開。カスタマイズ可能なタッチパネルを搭載し、イコライザー機能やボイスアシスタント機能も利用できる。
編集部追記:ブラックの発売日が9月18日(金)、ホワイトの発売日が9月25日(金)に確定しました。(2020年9月18日)
ドライバーなど音質は上位機と同等
特徴はやはりゼンハイザーらしい高音質だ。「心震わす感動音質」を掲げ、上級機の「MOMENTUM TrueWireless 2」と同じ、直径7mmの自社開発ドライバーを採用。フェイスパネルのデザインは異なるが、耳に当たる内側部分の構造は同等とし、遮音性などに配慮したつくりとなっている。周波数特性など、サウンド傾向もほぼ同じになるようにチューニングしている。
本体のみで最大7時間の連続再生(充電ケース併用で最大20時間の利用)が可能だ。Bluetooth 5.1対応で、10mWと高出力で送信能力の高いClass 1仕様になっている。型番は非公開だが、SoCはクアルコム製で、SBCのほかAACとaptXコーデックにも対応する。また、接続を安定させるためにLDSアンテナを採用している。
専用アプリ「Smart Control」を通じてイコライジングなどの本体設定の変更、接続する機器が複数ある場合にその接続や切断を選択できる機能を持つ。なお、MOMENTUM True Wireless 2との違いとしては、ケースを小型化したぶん、バッテリー容量が若干少なく、アクティブ・ノイズ・キャンセリング、外音取り込み機能、取り外した際に自動で一時停止する「スマートポーズ」機能、生活防水(IPX4)機能などが省略されている点となる。ただし、上述のようにそれ以外の要素、特に音質に関係する基本的な設計はほぼ同じとしている。
また複数回クリックする際に、ピ・ポ・パなどと信号音を変え、何回押したかが分かりやすい仕組みにする点なども同様だ。
ケースに本体を収納した際の重量は約49g(本体12g、ケース37g)。5Hz~21kHzの再生に対応、感度は107dBとなる。充電にはUSB Type-Cケーブルを使用。XS、S、M、Lの4サイズのイヤーチップが付属する。
イヤホン部の質感は指でつまむ、側面部分がマットでさらりと質感になっている。スペック的にはそこまで軽くないが、手に取り、装着してみると重さを感じさせない。重量バランスなどもよく考えられているのだろう。
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