2.5ギガビットLAN搭載で
コスパ路線でも高いポテンシャルが光る
背面インターフェース類は、USB 3.2(Gen2 Type-A)×2、USB 3.2(Gen1 Type-A)×4、USB 2.0×2、有線LANコネクター×1、光デジタル出力端子×1、オーディオジャック×5などを装備。映像出力はHDMI×1、DisplayPort×1。USBポートに関しては、Type-Cが用意されていないものの、ポート自体は十分な数が揃えられていると言っていいだろう。有線LANポートはRealtek製の2.5ギガビットLANとなっており、対応機器が必要ではあるが将来的にはメリットが大きくなると思われる。余談だが、I/Oパネルはミドル~ハイエンド帯の製品で採用されがちなプリマウントタイプとなるのもうれしい。
オーディオ関連に関しては、Realtech製のオンボード高品質オーディオとして定評ある「ALC1220」を搭載し、7.1chや光デジタル入力に対応するゲーミングらしい構成。WIMA製のFKP2 コンデンサー、ニチコンのFine Goldコンデンサーなど、こちらもこだわりを感じられる部材を採用しており、同クラスのマザーボードと比較しても優れた仕様と言えそうだ。
エントリー~ハイエンドまで
幅広いレンジの自作PCで活用できる
「B550 AORUS ELITE」の実売価格は1万8500円前後。B550チップセット搭載製品ということもあり、機能的には比較的シンプルにまとまっているものの、ハイエンド構成の自作PCにも耐えられる高いポテンシャルが大きな魅力だろう。特に電源回路まわりが充実しているので、マザーボードの価格を抑えてそのぶん高価なCPUを購入したい、といったコスパ派のユーザーにもオススメできる。総じて、エントリー~ハイエンドまで幅広いレンジの自作PCに採用しやすく、ゲーミングPCや配信PC、クリエイティブPCまで、多くの用途で検討に値するマザーボードと言えそうだ。
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