16GBメモリー、500GB NVMe SSDとCPU・GPU以外も高めのスペック
8コアCPUにRTX 2060搭載、約1.77kgで144Hz液晶の15.6型ゲーミングノートPC「G-Tune E5-144」はモバイルできてゲームも仕事も快適
「G-Tune E5-144」
マウスコンピューターが販売する「G-Tune E5-144」は、第10世代のCor ei7-10875Hと、GeForce RTX 2060を搭載する15.6型ゲーミングノートパソコンだ。144Hzのリフレッシュレートに対応する、狭額ベゼルのディスプレーを搭載するほか、重さ約1.77kgと、ゲームもプレイ可能な性能ながら持ち運び可能な軽さを実現しているのも魅力となっている。
前回は、G-Tune E5-144の外観をチェックした。今回は、G-Tune E5-144の基本性能についてチェックしていこう。
ゲームはもちろん、薄型軽量なので仕事向けメインマシンやクリエイティブ向けの持ち運びマシンとしても最適
今回試用したG-Tune E5-144の主なスペックは、8コア／16スレッドのCore i7-10875H、GeForce RTX 2060、16GBメモリー、512GB SSD（M.2接続／NVMe）という構成だ。CPUやGPUだけでなく、メモリーやストレージも快適なゲームプレイを可能にするスペックになっているといえる。
まずは、CPUの性能を計測する定番ベンチマーク「CINEBENCH R20」をチェックした。結果は、CPUのスコアが4313pts、CPU（Single Core）のスコアが453ptsになった。ノートパソコン向けCPUとしては、マルチもシングルもかなり高いスコアで、さすがは8コア／16スレッドといったところだ。マルチのスコアが高いため、ゲームタイトルや設定次第ではあるがゲーム実況も快適にこなせる性能を持っているといえる。
「CINEBENCH R20」の結果
ストレージ速度を計測する「CrystalDiscMark」では、シーケンシャルリードで1751MB／秒だった。NVMe対応のSSDの速度としてはまずまずだが、ゲームをプレイするうえでは十分高速。ストレージに関してゲームプレイ中にイライラすることはほぼないだろう。また、OSやアプリの起動も高速なので、普段使いから快適なのもうれしい。
「CrystalDiscMark」の結果
グラフィックス性能をチェックする3DMarkでは、Time Spyが6920、Fire Strikeが16187、Fire Strike Extremeが7990、Fire Strike Ultraが4012という結果になった。フルHDであれば、最新タイトルでも問題なくプレイできるスコアだ。G-Tune E5-144のディスプレーの解像度が1920×1080ドットなので、これくらいの性能があれば存分にゲームが楽しめるといえる。ゲーム系のベンチについては次回に紹介する予定だ。
Time Spyの結果
Fire Strikeの結果
Fire Strike Extremeの結果
Fire Strike Ultraの結果
G-Tune E5-144は、ノートパソコンとしてかなり高い基本性能を持っているのに加え、ゲーミングマシンとしても存分に使えるパワーがあるのが分かった。約1.77kgの軽量ボディーなので、自宅ではもちろん、友人宅に持ち運んで一緒にオフラインで遊んだり、出張先のホテルなどに持っていけば、暇を持て余すこともなくなるはずだ。
加えて、BTOカスタマイズでメモリーは最大64GB、ストレージは最大2TB SSDまで強化可能。ゲームプレイは標準のメモリーやストレージの構成でも問題ないが、クリエイティブな作業も並行して超快適にこなしたいのであれば、これらを強化するのもありだろう。
なお、今回ベンチマークは「Contril Center」で動作モードをターボモードにして計測している。ファンの音はさすがに大きくなるが、ヘッドセットを装着していればそこまで気にならない。なお、用途に合わせて動作モードを変更してファンの駆動を調整できるので、普段使いのときにはかなり静かに使用することも可能となっている。
ターボモードで強力な冷却が可能に
仕事中は静音にといった使い分けも可能
ターボモードのオンオフは右上のボタンでもできる
そのほか、Control Centerでは、キーボードや筐体前面のLEDのカスタマイズも可能。仕事中はオフ、ゲームプレイ中はオンといった使い分けができる。仕事にゲームプレイに合わせてカスタマイズできるのは、モバイルできるマシンとしては魅力だろう。
キーボードや筐体前面のLEDのカスタマイズも可能
持ち運べるサイズ感でゲームも快適にプレイできる性能のマシンを探しているのであれば、G-Tune E5-144は要注目な1台だ。次回は、実際のゲームプレイ時の性能などをチェックする。
| 試用機の主なスペック | |
|---|---|
| CPU | Core i7-10875H（2.3GHz～最大5.1GHz）、8コア／16スレッド |
| グラフィックス | GeForce RTX 2060 |
| メモリー | 16GB（8GB×2） |
| ストレージ | 512GB SSD（M.2接続／NVMe対応） |
| ディスプレー | 15.6型（1920×1080ドット）、ノングレア、リフレッシュレート144Hz |
| 内蔵ドライブ | ー |
| 通信規格 | 有線LAN（1000BASE-T）、無線LAN（IEEE 802.11ax/ac/a/b/g/n）、Bluetooth 5.0 |
| 内蔵カメラ | 約100万画素ウェブカメラ |
| インターフェース | USB 3.0端子×2、USB 3.1端子、Thunerbolt 3端子、HDMI出力、ヘッドフォン出力、マイク入力、有線LAN端子、micro SDカードリーダー（UHS-I対応） |
| サイズ／重量 | およそ幅355×奥行236.7×高さ19.9mm／約1.77kg |
| OS | Windows 10 Home（64bit） |
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