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auの5Gで最安の“ちょうどいい5G”スマホ「ZTE a1」は、本当にちょうどいいのか?

2020年08月15日 12時00分更新

4眼カメラは“ちょうどいい”以上の使い勝手

 クアッドカメラは、メイン(約4800万画素)+広角(約800万画素)+マクロ(約200万画素)+深度測位カメラという構成。13種類の被写体・シーンを認識して、最適な設定が行なわれる「AIカメラ」機能も備えています。

左上がマクロ、右上が深度センサー、左下が広角、右下がメインカメラという配置

撮影時の画面。AIカメラをオンにして、自動設定が有効になった場合は、左上に認識結果が表示される

 まずは、筆者が撮影した写真をご覧ください。

広角で撮影した作例

標準(メインカメラ)で撮影した作例

広角で撮影した作例

標準(メインカメラ)で撮影した作例

 広角カメラは120度の視野角で撮影できます。広角レンズ特有のパースによる歪みが強めに出ますが、迫力のある写真が撮れるので、積極的に撮影を楽しめそうです。広角カメラよりメインカメラのほうが明るく撮れますが、撮影シチュエーションによっては、明るすぎて露出を下げたくなることもありました。

広角で撮影した作例

標準(メインカメラ)で撮影した作例

 メインカメラには、4つのピクセルを1つにまとめて、ノイズを抑えた明るい写真を撮れる技術が採用されています。夜景を撮影した際に、その効果を実感できました。夜景は広角カメラではなく、メインカメラで撮るべきです。

花を撮影した作例。ナチュラルな色で撮影できた

照明が暗めの飲食店で撮影。暗い場所での撮影には強い印象だ

 「マクロモード」を選択すると、マクロカメラに切り替わり、4cmの距離まで近づいて撮影することができます。ただし、「マクロモード」ではピントが合った表示が出ず、音も鳴らないので、本当にピントが合っているのか? と不安になったり……。思いきって被写体に近づかないとピンボケ写真になったりしたので、シャッターチャンスがわかる表示が出たらいいのなぁと思いました。

「マクロモード」で撮影した作例

 「モノカラー」というユニークな撮影モードも楽しめます。これは、指定した色だけを残して、あとはモノクロにする機能です。青、緑、赤を残すことができ、SNS映えしそうな印象的な写真を撮影することができます。

「パノラマ」「タイムラプス」「スローモーション」など、おなじみの撮影モードを漏れなく用意

指定した色だけを残してモノクロ化する 「モノカラー」

インカメラは約3200万画素で、自動または手動で設定できる美肌機能を備えている

 カメラは流行りの広角撮影を楽しめて、「タイムラプス」や「スローモーション」など、そんなに使わないかもしれないが、あったほうがいいかも……という機能も揃っています。インカメラの画質や機能も満足必至で、多くの人にとって“ちょうどいい”以上の仕様だと思います。

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