ヨドバシカメラマルチメディアAkibaは、JR秋葉原駅前にそびえ立つ、言わずと知れたヨドバシカメラの旗艦店です。同店のカリスマ店員でテレビのバラエティー番組など各種メディアに引っ張りだこの勝田泰幸マネージャーに、推し家電を解説してもらいました。
ドラム洗乾はお手入れのしやすさも重要
まずは洗濯乾燥機部門から。全国の量販店スタッフ350名超のアンケートによって決定した「押し家電大賞2020」では、1位から3位まですべてがドラム式となりましたが、1位のパナソニック「ななめドラムNA-VX900」について勝田マネージャーは「人気の機能をすべて抑えており、アラがない。納得の1位です」と解説します。
勝田 「液体洗剤・柔軟剤の自動投入、泡洗浄W、ナノイーXに加え、タオル専用コースが人気。ドラムユーザーの多くはタオルのゴワゴワした仕上がりに不満を持っているのですが、パナソニックのタオル専用コースはタオル職人の手技を再現したことでフワフワの仕上がりになると、ドラムからの買い替えユーザーに高い評価を受けています」
また、パナソニックはラインアップの幅が広く、店としても接客しやすいとのこと。「機能・性能を比較して、これは我が家には必要ないから価格の安いものを、という場合や、サイズ的に我が家に入らない場合など、パナソニックの中で使い方や家に合った機種を選びやすく、店側としても提案しやすいです」。
2位の日立「ビッグドラムBD-NV120E」については、「ステンレスボディの清潔感と静電式タッチパネルの先進性がお客様から評価されています。加えて、高速風でシワを伸ばす風アイロンの質の高さですね。日立ユーザーは風アイロンに対する満足度が高く、次も風アイロンモデルを買いたい、というお客様が多いです。シワ伸ばしだけでなくカラッと乾くので、乾燥にこだわる人には日立がオススメです」。
ランキングでは3位ですが、ヨドバシカメラの店員さんはアンケートで東芝の「ZABOONTW-127X8」をイチオシしていました。その理由について勝田マネージャーは、「マイクロバブルによる洗浄力の高さですね。人体に害がなく、衣類も傷まず、それでいて高い洗浄力を持つマイクロバブルは非常に優れています。ただ、認知度が低いのが口惜しい(笑)。東芝のドラムは音も静かだし、完成度の高い洗濯乾燥機と言えます」。
総合力とタオル仕上がりの良さでパナソニック、乾燥性能の日立、洗浄力の東芝と、3機種3様のドラム式洗濯乾燥機。それぞれの特徴を踏まえたうえで、我が家の洗濯事情に合ったモデルを選んでほしいと勝田マネージャーは言います。
勝田 「洗濯機選びで最も重要なのはお手入れです。毎日使うものなので、お手入れ方法が自分に合っていないと買ってから後悔することになります。店頭で必ず確かめてください」。洗剤・柔軟剤の自動投入ケース、糸くずフィルター、乾燥フィルターとドラムはお手入れが必要な箇所が多く、特に乾燥フィルターは毎日お手入れが必要なので、掃除しやすいかどうか非常に重要。「洗濯物の入れ出しのしやすさも、メーカーや機種によって変わってきます。使用感を試せるのは店頭ならではですので、購入後に後悔しないよう、店頭でじっくり触ってみてください」
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