山根博士のグロスマレビュー
高性能と高級感を両立した「OnePlus 8 Pro」、気になる赤外線カメラをテスト
中国のハイエンドスマホメーカー・OnePlusの2020年フラッグシップモデルとなる「OnePlus 8 Pro」はSnapdargon 865を搭載し5Gに対応したハイスペックなスマートフォンだ。クアッドカメラのうち2つは4800万画素に対応、またカラーフィルターカメラは赤外線撮影も可能ということで話題になった。
AnTuTuスコアは57万超え
ハイスペックで上質なスマホ
OnePlus 8 Proは2020年4月14日にOnePlus 8と共に発表されたOnePlusの最新モデル。OnePlus 8 Proはディスプレーとカメラ性能を高めたOnePlusの最上位モデルとなる。主なスペックはSoCがSnapdragon 865、メモリーとストレージは8GB+128GB、または12GB+256GBの2モデルが存在する。ディスプレーは6.78型(3168x1440ドット)、左右の角を丸めたエッジ形状のデザインで、バッテリーは容量は4510mAh。
本体サイズは約74.4×165.3×8.5mm。重量は200gをわずかに切る199g。カメラ部分はやや出っ張りが目立つが中央に配置されるため、机の上においても傾斜はつくが左右にがたつくことはない。本体はIP68の防水防塵に初めて対応した。
充電はOnePlus独自の急速充電技術「WarpCharge」を採用し、最新のWarpCharge 30Tにより23分で50%の充電が可能。また、OnePlusとして初のワイヤレス充電にも対応すると共に、新たにワイヤレスの急速充電技術であるWarpCharge 30 Wirelessを採用。ケーブルレスで30分で50%の充電が可能だ。なお、WarpCharge 30 Wirelessを利用するには専用のワイヤレス充電台の購入が必要になる。さらに、OnePlus 8 Proから他のデバイスを無線充電できるReverse Wireless Chargingにも対応した。
本体を手に持ってみると200gを超える他社のスマートフォンより軽さを実感できる。背面はつやを押さえつつ指紋もつきにくい仕上げ。多層のフィルムで中間色的な色合いを表現しているが、指先で触れてみると「やわらかさ」を感じるような、上質な仕上げでもある。6.78型と大きいディスプレーを搭載しているものの、側面はディスプレー側だけではなく裏側も丸めてあるため持ちやすい
ディスプレーには1600万画素のフロントカメラをパンチホールで埋め込んでいる。穴のそれほど大きくなく、コンテンツ表示時もあまり気にならないだろう。ディスプレーのリフレッシュレートは最大120Hzに対応しているためゲームの利用にも適している。有機ELディスプレーのため消灯時でも日付や通知を表示するAllways On Displayに対応するほか、ディスプレーの外枠を通知時などに光らせるHorizon light機能も搭載している。指紋認証センサーはディスプレー下部に内蔵されている。OSはAndroid 10がベースで、OnePlus独自UIを組み込んだOxygen OS 10を搭載する。
OnePlusのスマートフォンと言えばパワフルな性能で有名。ベンチマークを計ってみたところ、AnTuTuでは573206をマーク。Geekbench 5のシングルコアは903、マルチコアは3273だった。予想通りのハイスコアで、大手メーカーのハイエンドモデルとそん色のないパワーを持っているといえる。ゲーミングユーザーにとっても注目と言えるだろう。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります