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Apple Musicなどで日本の特色ある「音」を配信するプロジェクト開始

2020年07月29日 11時00分更新

 オーディオストックは7月29日、官民連携事業研究所と共同で、日本の特色ある「音」を世界に配信する「Sounds of JAPAN」プロジェクトを開始した。

 同プロジェクトでは、全国の各地方自治体が持つ観光資源にまつわる環境音・自然音を、地域発展・観光のための産業振興資源と位置づける。各地の特色ある音を録音するフィールドレコーディングを実施し、整音したうえでApple MusicやSpotifyなどの音楽配信サービスを通じて、全世界に配信する。

 オーディオストックが運営するストックミュージックサービス「Audiostock」でも販売。顧客は単品での購入、あるいは定額制プランに加入することで、本プロジェクトの音を商用コンテンツでも利用できる。動画の音響効果としての利用や、日本らしさの演出など、さまざまな場面で活用可能としている。Audiostockでの販売価格は550円。なお、定額制プランへの加入でも利用できる。

 自然の音には、人のストレスを軽減する癒やし効果があるとされる。同社によると、睡眠前やストレッチ、ヨガをする際に、自然音を取り入れる人々も増えているという。本プロジェクトで配信する音もそのようなシーンで利用したり、現代のストレス社会において人々を癒やすコンテンツとして利用したりできる。

 音を切り口として、日本各地の観光資源を全国や世界の人々に知ってもらうことで、観光振興やアフターコロナでのインバウンド増加にも寄与したいと考えているという。発生した収益の一部は各市町村に還元することも検討しているとのこと。

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