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およそ0.5秒で体温を測定

ソフトバンク、AI検温ソリューションを東京ドームに納入

2020年07月13日 17時20分更新

東京ドームのゲートに設置された「SenseThunder-E」(使用イメージ)

 ソフトバンクと、ソフトバンクの子会社である日本コンピュータビジョンは7月13日、AI温度検知ソリューション「SenseThunder(センス・サンダー)」を東京ドームに納入したと発表した。

「SenseThunder」画面イメージ

 SenseThunderは、AI(人工知能)を活用した顔認識技術と赤外線カメラを使い、マスクを着用したままでも対象者の温度を所要時間およそ0.5秒で測定し、発熱の疑いがある人を検知できるソリューション。JCVが開発と提供を、ソフトバンクが今回の販売と導入支援を行なう。

 今回は、SenseThunderのラインアップのうち、最上位機種である「SenseThunder-E(センス・サンダー・イー)」を納入。SenseThunder-Eは所要時間およそ0.5秒で、かつ±0.3度の精度で温度検知が可能という。また、最適化されたアルゴリズムにより、マスクや眼鏡を着用したままでもスピーディーに測定できるとしている。

 東京ドームは、安心して東京ドームを利用できるよう、新型コロナウイルス感染症の拡大防止策の一環として、東京ドームの主なゲートにSenseThunderを試験導入する。 なお、来場客の個人情報や画像データは一切取得しないという。

 JCVは、新型コロナウイルスやインフルエンザなどの感染症の拡大防止や施設の運営管理に貢献するべく、今回得たノウハウを基に、オフィスやイベント会場、空港、学校などへの導入拡大を図る。ソフトバンクは、AIやIoTなどの先端技術と組み合わせたソリューションの提供を、スマートシティやスマートビルディング分野で目指す。

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