魅惑の車内空間! 乙女のハートをガッチリキャッチ
女子にとってエクステリアよりインテリアの方が大事だそうで、入念にチェックする美環さん。「見た目がカッコイイですね。ダークグレーを基調として、ところどころに差し色で赤を入れたデザインは落ち着いた雰囲気で◎。あとシートの手触り、座り心地がとてもイイですね。なにより見た目より広く感じますね!」と高評価。ですが「このクルマ、ドリンクホルダーが無いんですか? ここ? え? 太いボトルが入らないんですけれど……。それにアームレストを倒すとペットボトルが取れないじゃないですか!」とビックリ。
「イタリアのペットボトルって小さいのかなぁ」と頭を巡らせます。他にも日本車に慣れた目では収納が少ないのが気になるところ。さらにスマホ充電に便利なUSBレセプタクルも1個しかありませんでした。
運転席はスポーティーですが、やたら派手なわけでもありません。見やすく、なにより作りもしっかりしている印象。メーターパネルには、ベンジィーナやアクアとイタリア語表記。適度なゆったり感のあるシートは、電動式の高さ調整やリクライニングを装備。シートはかなり高くまで上がりますので、小柄な美環さんでも座布団ナシで十分対応できました。
「このハンドルの手触り、イイです!」とスムースレザーに大満足。確か以前試乗したアウディ「A1」も、このレザーだった気がします。ちなみに美環さん的にスポーティーグレードで採用されがちなスエード系の素材は滑るので苦手とのこと。チルトとテレスコも備えられているのも高評価。
ハンドルにはパドルシフトが用意されていましたが、シフトレバー側でもセミオートマのギア選択ができます。足元は日本車やドイツ車と比べて、ちょっと狭い印象。でありながらペダル類は大きいというもので、足が大きな人だと踏み間違えるかも。一方、足の小さい美環さんにはちょうどよいとのこと。
装備面に目を向けると、日本車に慣れた目からすると不満がないわけでもありません。クルーズコントロールは用意されていますが、適切な車間距離を保つ機能などは用意されていません。なにより「バックカメラがないばかりか、バック時に警告音を発しない」ことには驚き。きっとイタリアの人は、助手席に座った女性がときめくという、左手を助手席に回して振り向きながらバックをするのでしょう。ちなみにソナーは用意されていますので、目視バックに不慣れでも安心です。
リアシートは欧州車の常ともいえる、ちょっと足元が狭めなもの。ちなみにチャイルドシートの取り付けに便利なフックが用意されていました。エアコンの吹き出し口も用意されていますので、不快さは少ないと思います。
荷室は十二分に広く、もちろんハッチバックではおなじみのシートを倒して、という使い方も可能です。なお、ハッチバックドアは電動式ではありません。面白いのはトランクスルーが用意されていること。ちょっとした長物を収納する際に便利です。愛猫家の美環さんは「猫の出入り口にいいかも!」と、自ら猫のように「ひょっこりはん」をする写真を撮ってTwitterに投稿するなど、面白がっていました。
トランクスルーからこんにちは!????#後部座席とトランクを繋ぐ便利なトビラpic.twitter.com/8Mui5d2bki
— 美環 (@puritendon) June 9, 2020
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