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山根博士のグロスマレビュー

低価格で5G対応、50倍望遠と超広角搭載のシャオミ「Xiaomi Mi 10 青春版 5G」

2020年07月12日 10時00分更新

 日本ではauから発売されるシャオミの5Gスマートフォン「Xiaomi Mi 10 Lite 5G」は、低価格で販売されることが予想されており、気軽に5Gを利用できるスマートフォンとして人気が出るだろう。Xiaomi Mi 10 Lite 5Gはすでにヨーロッパで399.99ユーロ(約4万7800円)で販売中だ。

 一方、中国では姉妹機としてカメラを強化した「Xiaomi Mi 10 青春版 5G」が販売されている。海外では「Xiaomi Mi 10 Lite Zoom」の名前で販売されるとも噂されており、シャオミの低価格5Gスマートフォンラインナップの幅を広げる存在になっている。今回はXiaomi Mi 10 青春版 5Gを手に入れたのでカメラの実力を中心に試した。

※レビュー機器は海外版のため、現在日本では発売されていません。

低価格ながら望遠カメラを強化した「Xiaomi Mi 10 青春版 5G」

 Xiaomi Mi 10 青春版 5Gは、6.57型(2400x1080ドット)の有機ELディスプレーを搭載する。本体サイズは約74.77×164.04x7.88mm、重さは約192g。なお、Xiaomi Mi 10 Lite 5Gと本体デザインはほぼ同じだが、Xiaomi Mi 10 青春版 5Gはペリスコープカメラ(光学5倍、デジタル10倍)を搭載しているのでその分サイズが若干大きくなっているようだ。参考までにXiaomi Mi 10 Lite 5Gのサイズは約74.77×163.71x7.88mm、重さは約192gと変わらない。

6.57型ディスプレーを搭載。水滴型ノッチの1600万画素フロントカメラを備える

光沢感のある背面仕上げ

最大50倍ズームに超広角、マクロもある4眼カメラ

 カメラは左上から時計回りに4800万画素・広角メインカメラ、200万画素・マクロカメラ、800万画素ペリスコープ・光学5倍・デジタル50倍カメラ、800万画素・超広角カメラと配置されている。正方形に見えるのがペリスコープカメラだ。なお、Xiaomi Mi 10 Lite 5Gと並べてみるとペリスコープカメラ部分以外のデザインは同じなことがわかるだろう。なお、Xiaomi Mi 10 Lite 5Gはペリスコープカメラの代わりに200万画素の深度測定カメラを搭載する。

4つのカメラを搭載。右下がペリスコープカメラだ

Xiaomi Mi 10 Lite 5G(左)とXiaomi Mi 10 青春版 5G(右)の比較(シャオミ店舗にて)

 側面は右側に電源ボタンとボリュームボタンをまとめ、左側には何もないすっきりしたデザイン。上部には3.5mmイヤホンジャック、下部にSIMカードスロットとUSB Type-C端子、スピーカーが並ぶ。なお側面から見るとカメラの出っ張り具合がわかるだろう。

ボタン類は右側面に並ぶ

左側面はボタンが無くすっきりしている

上部にはヘッドフォン端子

下部はSIMスロット、USB Type-C、スピーカー

 スペックはSoCがSnapdragon 765G、メモリーと内蔵ストレージの構成は6+64GB、6+128GB、8+128GB、8+256GBの4タイプ。バッテリー容量は4160mAh。SIMスロットは2枚装着可能で、DSDV対応だが5G NRが利用できるのは片面のみ。5G NRの対応バンドはn1/n41/n78/n79の4つとなっている。外部ストレージには対応しない。価格は4+64GBモデルが2099元(約3万1700円)と、5Gスマートフォンとしてはかなり安価だ。

約75mmの横幅は片手でもラクに持てる。Snapdragon 765G搭載で動きは軽快

2枚のSIMカードを装着可能だが、microSDカードは非対応

 OSはAndroid 10をベースにしたMIUI 11を採用する。日本で販売されているシャオミ製品と同等の操作体系だ。中国販売品のためGMS(Google Mobile Services)は搭載されていない。今回テストした製品は6+128GBのモデル。AnTuTu Benchmarkのスコアは322399と、SoC性能を考えると妥当なところ。

ホーム画面。MIUI 11を搭載する

AnTuTu Benchmarkスコア

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