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顔パスで飲料購入が可能に

日本初、自販機で顔認証決済を導入 ダイドーが実証実験

2020年07月07日 10時40分更新

 ダイドードリンコは、日本電気(以下、NEC)の顔認証技術を活用して自動販売機(以下、自販機)で顔認証による購入が可能となる「顔認証決済自販機」の実証実験を7月3日から開始した。

 日本で初めて、自販機への顔認証決済サービス導入となる。

 利用者はスマホやタブレット等で事前に顔画像やクレジットカード情報、パスコードを登録することで、対象自販機で購入時に顔とパスコードの2要素認証により“手ぶら”で飲料を購入できる。

 なお、NECの生体認証ブランド「Bio-IDiom(バイオイディオム)」の中核技術であり、米国国立機関による顔認証の精度評価で1位を獲得した顔認証技術を活用している。

NECの顔認証技術を活用

 実験場所(対象自販機の設置場所)は、ダイドードリンコ本社、大同薬品工業関東工場、NEC本社など。実験期間は約3ヵ月間を予定。

ダイドードリンコ本社、NEC本社などに設置。実証事件期間は約3ヵ月間。

 国内飲料事業における売上の8割以上を自販機チャネルが占めるダイドードリンコは「人々の価値観や行動様式、また働き方が大きく変容する中、自販機も時代に合わせて進化していく必要がある」とした考え。顔認証決済サービスによる飲料購入が可能になることで、オフィスや工場等において財布やスマホを持ち歩かずに済む「便利」さや「快適な環境」が実現すると期待している、とのこと。

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