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ゲームにもコンテンツ制作にも不足なし!

13インチノートPC初の120Hz液晶を搭載!最強の13型ウルトラブック「Blade Stealth 13」

2020年07月08日 11時00分更新

ついに13型でゲームスペックの120Hzパネル

 ディスプレイの主なスペックはすでに紹介したとおり。そのほかのスペックとしてはsRGBカバー率が100%で、個別にキャリブレーションされた状態で出荷されているため色味がよい。ここは4Kタッチ&60Hzモデルも同様だ。ベゼル部分は最狭部4.9mm。ベゼルの存在感にジャマされることなくゲームプレイに没頭でき、一方ではスタイリッシュなノートPCとしてモバイルでも存在感を放ってくれる。

正面からの色味はかなりよい。斜めから色味の変化も小さくグラフィックス用途でも十分な品質

ベゼルは左右部分が4.9mm。上部はWebカメラ搭載分少し広い

Windows Hello対応で顔認証ログオンが可能

 120Hzパネルという表記をここまで繰り返しているが、これは1秒間の画面の書き換え回数を意味している。多くの方はテレビで「倍速120Hz〜」といった表記を見たことがあるだろう。テレビの場合はパネルが120Hzでも映像ソースはそれ以下なのでプロセッサがコマとコマの間のフレームを補完している。一方、PCの場合、強力なGPUであれば120fpsやそれ以上のフレームを描き出すことができる。理想的なのは120Hzパネルに対して120fps(フレーム/秒)。

出荷段階で120Hz設定が適用済み。ゲームだけでなくWindowsのデスクトップでも120Hz映像のなめらかさは体感できる

 2020年6月モデルではキーボード配列が変更された。今まではカーソルキーの上下が他と均一サイズのため、上列に食い込む形で配列されていた。今回は上下キーを小さくすることによって、他のキーが影響されない配列になったため、一般的なキーボードに慣れた人は違和感なく使えるだろう。

日本語キーボード配列では本モデルよりカーソルキーの配列が更新された。従来は周辺キーの幅を変更して配置していたものが、同じキーサイズになったことにより打ちやすくなっている

 キーはアイソレーションタイプのもので、キーピッチも本体横幅に合わせて若干狭めに感じるものの、クセのない配列やキー間隔のバランスから少し触れば打ち間違いも少なくすんなりと受け入れることができた。キーストロークも本体厚みに合わせてかなり浅めだ。押下の際にぷちっとした反発力あり薄く浅いなりにもしっかりとしたレスポンスを感じられる。もちろんここは好みがあると思われるので可能なら秋葉原TSUKUMO eX.地下のRAZERSTOREのようなショールームで実機に触れてみるのがベストだ。

RGB LEDバックライトを搭載。アンチゴースト機能も備える

 キー自体もRazerだけにこだわりのゲーミングスペック。まずRazer Chroma RGB対応のRGB LEDバックライトで発光色を設定できることに加え、ゲーミングキーボードで必須のアンチゴースト テクノロジーを搭載している。

Chroma Studioでキーボードバックライトをカスタマイズ。すべてのキーでひとつのゾーン

 本製品の場合、ゲームプレイ時はUSBマウスなどを利用することになると思われるので、タッチパッドは主にモバイル時のものとなるだろうか。ただし、面積は非常に大きく、細かな操作もしやすい。小さなタッチパッドとは別物の操作感と言ってよいだろう。

大面積のタッチパッドで細かな操作も快適

 キーボードの左右にあるのはスピーカー。計四つのスピーカーを搭載しており、スマートアンプと合わせてこもることのないクリアで強力な音が楽しめる。ゲームにおいては敵の位置などの情報を耳から取得するようなことも行なう。Dolby Atmos対応の3D音響もこれを助けてくれるだろう。

キーボードの外側にあるスピーカーはノートPC用としてはなかなかよい音質

 CPUやGPU、メモリは冒頭に書いたとおりで最新。Blade Stealth 13の2モデルとも共通スペックとなっている。メモリ容量は16GBで、ここもモバイル用途では十分と言える。このほかストレージはM.2 PCI Express 3.0 x4接続のNVMe対応で容量は512GBだ。比較的新しいFPS大作はひとつで数100GBを要するものもあるが、本製品でメインに楽しむだろうMOBAやバトルロワイヤルタイトルならもう少し容量が小さいことから、システムと共有する512GBのSSDでもある程度のタイトルをインストールできる。

評価機に搭載されていたSSDは、シーケンシャルリード3.4GB/s、同ライト2.9GB/sの高速モデル

 ネットワークは有線LANポートはなしで、無線LANがWi-Fi 6(およびBluetooth 5.1)。物理的なインターフェースは本体左右側面にあり、それも左側面がUSB 3.1 Gen2 Type-C×1(電源ポート)×1、USB 3.1 Gen1 Type-A×1、オーディオ入出力ジャック、右側面がUSB Type-C(Thunderbolt 3、電源ポート)、USB 3.1 Gen1 Type-A×1だ。左右ほぼ統一されたデザインはなかなかスッキリとしている。それにType-CとType-Aを2個ずつ搭載しているので、実質的にUSBが4ポート利用できここに不足はない。そしてThunderbolt 3は40Gbpsのインターフェースで、実質的にPCI Express 3.0 x4の帯域を持つ。高速なSSDを接続してゲームデータを保存したり作品データの受け渡しをしたり、あるいは外付けGPUボックスを接続してGPU性能を強化してゲーム性能を強化したりといった拡張が可能だ。

ネットワークは無線のWi-Fi 6

左右にUSB Type-CとType-Aがひとつずつ。左側面にはオーディオ用3.5mmジャックも装備

 なお、両サイドのUSB Type-Cが製品サイトでは電源ポートという記述。USB Power Delivery(USB PD)対応のACアダプタで充電できるのか気になるかもしれない。少なくとも検証時に100W USB PDアダプタを接続してみたところ、問題なく充電マークが表示されることを確認した。また、Thunderbolt 3やUSB Type-Cには映像出力機能もあるが、試しにUSB Type-C対応ディスプレイをつないだところ、どちらからも出力できた。左右どちらのUSB Type-Cも電源ポートおよび映像出力に対応しているというのは机上の自由度が高い。左に電源、右にディスプレイでも、右に電源、左にディスプレイでも構わないのだ。

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