重さ、サイズの異なる3モデルの積み込みに挑戦!
今回は大きさの異なる3種類の小型バイクを用意していただき、小さい順から美環さんに積車を挑戦して頂きました。まず最初は練習用として用意したのは、2017年2月末に1800台限定で販売した「モンキー・50周年アニバーサリー」(販売終了) 。
モンキーはもともと遊園地における子供向けの乗り物として誕生したのですが、その後、一般販売に。半世紀にわたり多くの人々に愛されました。「モンキー・50周年アニバーサリー」は、初期の「Z50M」をイメージしたツートーンボディーカラーに、復刻デザインのウイングマークバッジと専用ステッカーを配したフューエルタンク。そしてチェック柄のシートが特徴の1台です。
車両重量は68kgと軽量ですから、自称「か弱く非力な女の子」な彼女でも、約6分でラクに載せることができました。「モンキーの場合、小さいですから助手席を倒さなくてもバイクは積車できそうですね。あと2台を並べて詰めそう。友達とクルマでキャンプ場に行き、モンキーで移動するという使い道はアリですね!」とニコニコの美環さん。ここまでは余裕の表情でした。
続くバイクは「クロスカブ110・くまモン バージョン」。くまモンをイメージした黒と赤を基調としたカラーリングが施されたアウトドアテイストに溢れる1台です。
よく見ると車体には、くまモンのスペシャルエンブレムや、くまモンの足跡があちらこちらに描かれており、遊びゴコロが詰まった1台。こちらは原付2種ですので排気量は110cc、車両重量106kgとモンキーと比べて大柄です。
小柄な彼女に106kgのくまモンを積み込ませるのは困難を極めました。載せようとするたびに途中で「たすけてくださいー」「くまモン重たいモン!」という悲鳴が周囲に響き渡ります。最初の関門はラダーレールの一番上、つまりバイク前輪をN-VANのリアゲート付近まで持って行くこと。
美環さんは助走区間を長くとり、走って一気に持ち上げようと奮闘。何とか前輪をクルマの入り口まで持って行くものの、今度はその先が最大の難関が待ち構えています。バイクを持った状態で小柄な女性が車内に乗り込もうとするのですが、これが相当難しい様子。
積車する様子をヒヤヒヤしながら見守っては、悲鳴とともに駆け寄ってバイクを支えるホンダの皆様。コツをつかんで、ひとりで乗り込むことに成功したら、今度は車内でのバイク移動に一苦労。
苦節約1時間以上、約10回目の挑戦で載せることができました。ちなみに載せるための所要時間は約10分ほど。「階段みたいなモノがあるといいですね。キャンプだったら、クーラーボックスの上に乗ればいいかしら」と、息も絶え絶えの美環さん。その後、体力を使いはたしたのか、しばらく休憩タイムに。
最後はホンダのネイキッドシリーズCBシリーズの末弟「CB125R」。上位モデルで高速道路が走行できるCB250Rとほぼ同一のボディーに、125ccのエンジンを搭載したスポーティーな走りが楽しめる1台です。
重量はさらに増えて127kg。ちなみにCB250Rは144kgとより重量が増しますが、それでも他の250ccクラスのバイクに比べると軽量とのこと。そんなCB125Rの挑戦は、美環さんの筋力や取材時間的にも難しいとのことで断念。代わりにホンダモーターサイクルジャパンの女性広報さんが挑戦したのですが、普段2輪を数多く扱うプロのバイク女子でもCB125Rを独りで積み込むことは叶わず。どうやら女子的に100kgが上限かもしれません。いっぽう大柄男性の筆者は、一発でラクに載せることができました。
ですが、載せてもN-VANのルームミラーにバイクの一部が映ったりするので、バイク側のサイドミラーを折り畳んだほうが望ましいでしょう。
こうして念願のN-VAN積車体験をした美環さんの感想は「バイクを載せる時は、お父さんに手伝ってもらおうと思います」と正直なもの。ちなみに「出先にお父さんはいないよ?」と尋ねたところ「通りがかりの男性に声をかけて手伝ってもらいます」だとか。確かに可愛い女子に頼まれ断る男はいないですね。あざといです!
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