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iOS 14の新機能をフル確認 ウィジェット追加可でiPhoneのホーム画面激変

2020年06月23日 18時00分更新

【iOS 14の新機能 その6】
すべてのアプリのプライバシー機能を強化

 プライバシー保護への熱心さも最近のアップルの特徴。アプリによるユーザー情報のトラッキングには、すべてユーザーの許可が必要に。また、App Storeの各アプリの情報ページには、どんな情報が取得されるかといった内容がわかりやすい形式で掲載されるようになる。また、位置情報をアプリが取得する場合には「正確な位置」ではなく、「おおよその位置」にすることが選べるほか、悪意を持ったアプリがマイクやカメラをユーザーの意図の外で利用するのを防ぐため、使用中は画面右上の表示でわかるようになる。

位置情報の取得をあえて広い範囲にすることが可能

アンテナアイコンの上のオレンジの点でマイクやカメラが利用中であることを示している

 Safariについても同様。トラッキングをブロックした記録についてユーザーが確認できるようになったほか、使い回しによって漏洩した可能性がある保存済みのパスワードを検知する機能も搭載された。

【iOS 14の新機能 その7】
iPhoneやApple Watchが自動車の鍵になる

 iPhoneやApple Watchが財布代わりに続いて、自動車の鍵代わりになりそうだ。iPhoneのNFC機能を利用し、iPhoneを自動車の鍵部分に近づけるとロックが解除。鍵自体はiPhoneのセキュアエレメントに保存されており、もしiPhoneを紛失した場合でも、iCloud経由で無効化したり、再度ダウンロードできる。また、家族や知人に車を貸す場合は、ユーザーが指定した権限の範囲内でオンラインで鍵を渡すことも可能。

iPhoneに入った自動車の鍵は他のユーザーに利用許可を与えられる

 最初に対応するのはBMW 5シリーズ。現在はNFCを用いているが、来年以降は端末内のU1チップを用いて、iPhoneがカバンの中に入っていても解除可能になるという。また、カー・コネクティビティー・コンソーシアムを通じた仕様の標準化も目指す。

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