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ファミコンを“疑似ステレオ化”できちゃう改造基板が販売中

2020年06月20日 10時00分更新

 初代ファミコンを擬似ステレオ仕様にカスタムできる改造基板「赤白ファミコン用 FCAV基板【ビデオ/疑似ステレオ出力キット】」が家電のケンちゃんに入荷。技術系サークルのBAKUTEN工房が手がけた同人ハードウェアで、価格は5980円だ。

ファミコンを改造し、疑似ステレオ再生を可能にする工作キットが販売中だ

 赤白ファミコンこと初代ファミコンのRF基板を換装してビデオ出力化、“疑似ステレオ”仕様にカスタムするための改造基板。はんだ工作で完成させてファミコン本体に組み込むことで完成する。

 ビデオ出力はRCA端子、音声はステレオミニプラグで取り出す仕様。電源をUSB給電仕様に変更することも可能で、その場合はニンテンドークラシックミニのアダプター(5V/1A以上)などを利用することができる。

 なお一部カセットでは、疑似ステレオ再生中に音割れが発生する場合があるため、「その場合は疑似ステレオをOFFにしてほしい」(サークル)とのこと。

疑似ステレオ機能は背面で切り替え可。また、作業に際してファミコン本体の基板の一部をメンテナンスする必要もある

 ちなみにファミコンは前期と後期で基板の仕様が異なるため、組み込む対象によって工作や組み込み手順に一部違いがある点には注意。「後期の方が電源スイッチ配線の取り回しが大変」(サークル)とされる。

 また、改造時にファミコン本体の基板に対し「ビデオ出力時の縦縞を軽減させる加工」と「コンデンサーや抵抗などファミコン本体のメンテナンス」を合わせて行う必要がある点も覚えておこう。

 

【取材協力】

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