筆者はこの4月から、情報経営イノベーション専門職大学(iU)で教員の仕事を始めました。新設の大学でまだ1年生しかおらず、また新型コロナウイルスに伴う非常事態宣言もあり、先頃までキャンパスが閉鎖されていました。
そのため学生は入学式や新入生歓迎会といった大学でのイベントをまだ経験しておらず、大学の教室で従来型の授業も未経験。代わりにZoomを使ったオンライン授業と、いくつかのLMS(ラーニング・マネジメント・システム)を介した出席や課題提出などで、大学の新生活をスタートさせています。
非常事態宣言が解除されたこともあり、申請ベースではありますが、教員も大学のキャンパスに入れるようになりました。そこでまっさらな大学の施設を有効活用すべく、いくつかの企画が走り出しています。
その1つが、スタジオ作りです。
新型コロナウイルスでオンライン授業が前提の春学期を過ごしていますが、それとは関係なく、大学の授業やゲストスピーチの収録、学生の活動の発信力を高めることなどを目的に、学内にスタジオを作ろうという提案をしていました。キャンパスがオープンになり、さっそく2つのスタジオを作ろうという話になったのです。
とりあえず研究室の番号から、教室に隣接している方を1スタ、もう1つを6スタと呼ぶことにしました。
1スタは、ガラス張りの壁で隔てられた教室のすぐ隣ということで、授業収録やライブ放送、それらの素材を編集すること前提とした設備に。6スタはビデオやオーディオを収録することを前提とした設備にしてはどうか、ということが今考えているアイデアとなります。
新しい大学で無尽蔵に予算があるわけではないのですが、すぐ買い替えが必要なほどスペック不足を引き起こすのも問題で、ちょうどいいところを狙っていく必要があります。そういう意味で、まずは6スタからの整備、ということになるでしょう。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります