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ダイヤル素材には、従来の4倍以上の強度をもつ高強度の磁器素材を採用

セイコー プレザージュ、有田焼の純白ダイヤルで水月の美しさを表現した限定モデル2000本

2020年06月17日 18時30分更新

 セイコーウオッチは6月16日、「セイコー プレザージュ」から、水面に映る月「水月」の情景を表現した有田焼ダイヤルを備える数量限定モデル「SARW053」を発売すると発表した。予定価格は23万1000円。世界限定2000本で、6月26日から国内、海外で順次発売予定。国内取扱店はセイコーブティック、セイコーウオッチサロン、セイコーグローバルブランドコアショップ。

「SARW053」

 SARW053は、新色である純白の有田焼ダイヤルと、月の光を受け水面がほのかに明るくなる様をイメージしたクロコダイルストラップによって、日ごとに姿を変える月が有する儚さを映し出したような水月の刹那的な美しさを表現したとのこと。

有田焼 陶工 橋口 博之氏

 有田焼ダイヤルは、腕時計のダイヤルとしての耐久性と精密さを実現するために長い研究開発期間を要したという。従来の4倍以上の強度をもつ高強度の磁器素材を採用したほか、超高精度の鋳型による鋳込み工程を経て、1300度の高温で焼成後に施釉と複数の焼成を重ねるなど、難度の高い複雑な工程で制作された。監修は、創業190年の老舗「しん窯」に所属する陶工、橋口博之(はしぐち ひろゆき)氏。

 伝統的な有田焼は淡く青みがかった白が特徴的だが、本モデルでは透明な釉薬を施すことで、磁器材料の純白さを活かした「白磁」のダイヤルを実現。また、わずかに厚みのある磁器ならではのダイヤル上面の大きなカーブと、サブダイヤルの柔らかな起伏が、磁器特有の優美な表情を宿すとのこと。

 ムーブメントは機械式でキャリバー6R27を搭載する。巻上方式は自動巻で、パワーリザーブは約45時間、石数は29石。振動数は2万8800振動/時(8振動/秒)で、時間精度は平均日差+25秒~-15秒。

 ケース径は40.6mmで、ケース素材はステンレススチール。ガラス素材は、内面無反射コーティングを施したデュアルカーブサファイアガラスで、裏ぶたにはサファイアガラス(シースルー・スクリューバック)を採用した。防水性能は10気圧で、JIS耐磁時計1種の耐磁性能を備えるほか、日付表示機能、パワーリザーブ表示機能を搭載する。

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