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ストレージ容量不足を解消し、指紋認証でセキュリティーも万全!

iPad Proと外付けSSD「T7 Touch」でPDFの作業が捗りまくる

2020年06月26日 11時00分更新

絶対に足りなくなる未来が見えているiPad Pro内蔵ストレージ

筆者のiPad Proのストレージ状況。写真データの大半は本体のサムネイルなのだが4GB近い。KindleやAcrobatのストレージ使用量も今後どんどん増えていくため、256GBでは足りなくなる可能性しかない

デジタルカメラのRAWデータをちょこっと追加(22枚で2.4GB!)しようとするだけでこのありさま。この調子で使っていたらすぐにiPad Proの内蔵ストレージが埋まってしまうだろう

センシティヴなファイルをPCでロックし、iPad Proでも指紋認証で解除

 T7 Touchは製品名に「Touch」とあるように、指紋認証センサーがポイントだ。Windows PC、Mac、Androidデバイスでは対応アプリがあり、パスワード設定してセキュリティー機能を有効にした後に、追加のアンロック方法として指紋を登録できる。登録後はT7 Touchをデバイスに接続すれば、指紋を認証することでストレージ内のファイルにアクセスできるようになる。

 ここでひとつ注意したいのが、iPadOSやiOS向けのパスワード及び指紋登録対応アプリはない点だ。ゆえに、iPad ProでT7 Touchをセキュリティー機能付きで運用する場合は、事前にPCなどでパスワードと指紋を設定する必要があるが、その後はiPad Proでも指紋認証でアンロック可能だ。なお、万が一指紋認証が機能しなくなった場合でも、Windows PC、Mac、Androidデバイス対応アプリからアクセスすれば、パスワード設定でアンロックできる。

指紋認証センサーを搭載

 もちろん、うっかりクラウドストレージにアップロードするとアカウントごとBANされそうな画像ファイルの置き場としても優秀だ。登録できる指紋は最大4つで、チームで運用する場合にも対応できる。暗号化の方式はAES 256bitハードウェアとなる。

 インターフェースはUSB 3.2 Gen2のType-C(10Gbps)になっており、シーケンシャル速度は読み込みが最大で1050MB/s、書き出しは最大1000MB/sと高速だ。付属品にはUSB Type-C to C、USB Type-C to Aケーブルがあり、別途買い足す必要はナシ。上記のような高速データ通信になるとケーブルの素性の影響もあるため、動作確認済みのケーブルの付属は地味にありがたい。

USB Type-C to Cケーブル

USB Type-C to Aケーブル

 ちなみに、T7 Touchは性能も良い。以下はストレージベンチマークソフト「CrystalDiskMark 7.0.0」で、T7 Touchの速度を計測した結果だ。シーケンシャル速度はカタログスペックに近い値となっているだけでなく、ランダムのスコアも良かった。この実力ならただのデータ置き場ではなく、PC向けアプリケーションのインストール先としても使えそうだ。なお、検証PCはデルの「XPS 13」でCPUは最新の第10世代Coreとなる、Intel Core i7-10710Uを採用している。

CrystalDiskMark 7.0.0の結果

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