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NECの顔認証入退管理サービス「建設現場顔認証forグリーンサイト」、大林組に導入

2020年06月15日 15時00分更新

 NECは6月15日、大林組に顔認証を活用した入退管理サービス「建設現場顔認証forグリーンサイト」を提供したと発表した。

 高齢化などを理由に技能労働者の減少が予測される建築業界では、労働環境の整備を目的として官民一体の取り組みが進められている。2023年を目途に独立行政法人 勤労者退職金共済機構の建設業退職金共済制度と「建設キャリアアップシステム」が連携する予定となっており、建設キャリアアップシステムに蓄積した就業履歴データが作業員の退職金計算に活用される方向となったことから、より正確に作業員の就業履歴を登録する必要性が高まっているという。

 NECの建設現場顔認証forグリーンサイトは、スマートデバイスを活用して作業員の現場入退時に顔認証を実施、同時にGPS位置情報を取得することにより、誰が、いつ、どこで入退場したかを正確に把握するサービス。MCデータプラスの安全書類作成サービス「グリーンサイト」と連携し、グリーンサイト経由で建設キャリアアップシステムへの就業履歴の自動登録が可能。

 サービス導入により、生体認証によるなりすまし防止に加え、全現場・全作業員の正確な就業履歴情報を建設キャリアアップシステムへ蓄積。各作業員の従事日数の確認にかかっていた手間や時間を削減することで業務効率化が可能となる。

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