惑星「アークラシア」を揺るがす悪魔の軍団の詳細を公開

ティザーサイトにもない新情報公開、新作オンラインRPG「LOST ARK」の壮大な物語が気になりすぎる！

2020年06月01日 17時00分更新

「LOST ARK」

　中学生や高校生の頃一番ハマっていたのはMMORPGだった。ときは流れて、大学を経て社会人になった今、一番プレイしているのはいつのまにかFPSになっていた。理由としては、一緒にやっていた友人やオンラインで知り合ったギルドの人たちが引退したこと。

　加えて、新規でMMORPGをプレイしようにも、すでにサービスが始まっているものばかりでなかなか始めるタイミングがなかったこと、当時ゲーミングパソコンを持っていなかったことなども、プレイしなかった理由だ。

　そんな私が、今とても気になっているタイトルがある。新作のオンラインRPG「LOST ARK」（以下、ロストアーク）だ。現在まだサービス開始されておらず、公式ティザーサイトで情報が公開されており、最近続々と新たな情報やムービーが出始めている程度となっている。

　なぜロストアークが気になっているのかというと、以下のシネマティックトレイラーを観たのが大きな理由の1つ。なんといっても、ひとまずこのシネマティックトレイラーを観てほしい。まさに映画のような美麗なグラフィックスで、壮大な物語が始まりそうな予感がする、え、これめちゃくちゃ面白そう！　とテンションが爆上がりしたのだ。

　また、ティザーサイトでは、バトルムービーも公開されている。昔からMMORPGで親しまれている見下ろし視点だが、最新のグラフィックスが駆使されており、アクションはとてもスムーズで迫力のあるものとなっている。自分にとっては懐かしい操作で、しかもきれいなグラフィックスで楽しめるのは、かなり期待大だ。

　ロストアークの主な舞台となるのが、惑星「アークラシア」。アークラシアは、地球のような惑星で、色とりどりの大陸や島があり、多様な種族が共存している、美しい星だ。この惑星は、創造神が「アーク」と名付けた無限の力を秘めたけっして消えることのない光によって創造されたとされている。

　アークラシアとは別に悪の星「ペトラニア」がある。悪魔が支配する星で、悪魔たちもアークラシアのように太陽がほしくて、アークを狙っているという。また、アークラシアを攻めてきた悪魔をアークの力で封印したという伝説もある。

　また、5月27日と28日に公式ティザーサイトが更新され、ストーリーと一部の登場人物の情報、バトルシーンの動画などが公開されている。詳細はティザーサイトをチェックしてほしいが、壮大なロストアークの物語のきっかけとなる世界の観測者「ベアトリス」との邂逅で交わされる言葉が、ストーリーとして公開されている。加えて、ベアトリスのほかに「アマン」「シリアン」「カーマイン」といった登場人物についても紹介されている。

観測者「ベアトリス」

　この4人は、シネマティックトレーラーにも登場しており、物語の鍵を握る人物になる。それぞれが物語に同関連していくのかは、今後の情報に期待したい。

ティザーサイトにも載っていない新情報を紹介！

　シネマティックトレーラーでは、サイバーパンクな街にいる「ガンナー」、山奥で修業をする「ファイター」、空に浮かんだ島にいる「マジシャン」、古城を歩く「ウォリアー」も映し出さるのだが、それぞれの前に悪魔が登場し、急に戦闘になる。

　おそらくこの悪魔たちは、トレーラーでベアトリスが語る、再び動き出した“闇に潜む悪魔”のことだと思われる。そして今回、ティザーサイトにも載っていない、この悪魔たちの詳細を提供してもらったので、紹介しよう。

　悪魔にはそれぞれの特徴をもった軍団があり、トレーラーに登場した悪魔たちはそれぞれの軍団の長のようだ。詳細は以下のとおり。

夢幻軍団長アヴレシュド

「アヴレシュド」

　ペトラニアの主“カゼロス”が最初に生み出した軍団で、強力な魔法を操る「夢幻軍団」。その軍団長に任命された「アヴレシュド」は、ペトラニア一の策略家であり、最も冷酷で残虐な人物。アークラシアの大陸の君主たちはアヴレシュドの策略を警戒し、皆が互いを疑うようになったのだという。

疫病軍団長イリアカン

「イリアカン」

　疫病を操る悪魔を統治する疫病軍団長の座を手にした「イリアカン」。とても滑稽で、自らの手を汚さず、手下たちと疫病を使って要塞を攻撃し、兵士達を徐々に死に至らしめることを楽しむ悪趣味な悪魔だ。イリアカンは不完全な肉体を持って生まれ、ほかの生命を腐敗させ体内に吸収しながら力を伸ばし続けたのだという。

魔獣軍団長ヴァルタン

「ヴァルタン」

　ペトラニアの中心部では、長い間魔獣が戦い続けていた。そのすべての魔獣を倒したのが、「ヴァルタン」という名の悪魔だった。ヴァルタンの能力を高く評価したカゼロスは、ヴァルタンを魔獣を率いる魔獣軍団長に任命した。黒山を一撃で破壊できる力を持っているという。

強欲軍団長ビアキス

「ビアキス」

　かつてサキュバスの女王として君臨していた「エキドナ」が軍団長を務めていた強欲軍団。エキドナは悪魔の心を奪い、望むものを手に入れる欲望の君主だった。軍団長の1人となったエキドナは、自分の権威に満足せず、部下の「ビアキス」を利用してアヴレシュドとカゼロスの離間を図った。しかし、ビアキスはこの計画を利用しアヴレシュドに密告したのち、エキドナを暗殺。アヴレシュドの推挙によりビアキスは欲望軍団長に任命される。しかし、ビアキスもまた自分の欲望と嫉妬のため、アヴレシュドと対立することになる。

　また、ビアキスは人の理性を揺るがす力を持っており、彼女に惑わされて奴隷になった人間が反乱を起こすぐらいだったという。

狂気軍団長クークセイトン

「クークセイトン」

　ある日突然カゼロスのもとに訪れ、5番目の軍団長の座を要求した「クークセイトン」。ペドラニアでは何ら頭角も現さない悪魔だったが、ペドラニアの支配者の前でも臆さずしゃべり続ける姿を見て、カゼロスはクークセイトンを第5の軍団長に任命した。

　狂気軍団を率いることになったクークセイトンは、ほかの軍団長とは異なり、大量の下級悪魔を配下にした。彼の軍団に入った下級悪魔は、軍団長に向けた盲目的な信仰をもとに、狂気の力を手に入れ、狂気軍団はどの悪魔も無視できない強力な軍団として成長し続けた。

　クークセイトンは攻撃をせず、ただ狂気の祭りを行なうことで、おかしくなった兵士が自殺したり、互いを殺し合ったりしたという。

暗黒軍団長カルメン

「カルメン」

　ペドラニアの奥深き場所から現れ、1人で大陸の半分を手にした闇の剣士「カルメン」。カゼロスはカルメンの力に惹かれ、暗黒軍団長に命じた。カルメンはほかの軍団長とは異なり、少数精鋭の軍団を構成した。こうして作られた悪魔騎士は、カルメンの統率力をもとに、カゼロスの軍団でも最強の軍団になった。ペトラニアでは、暗黒軍団長については何の記録も残っていない。

　以上が、ティザーサイトにも掲載されていない悪魔の軍団長の情報だ。カゼロスの配下である各軍団は、おそらく一致団結しているわけではなく、争っている軍団同士もあるようだ。この軍団がどのように物語に介入してくるかはまだ不明だが、プレイヤーたちが戦うことになるのはまず間違いないだろう。今後明らかになるかもしれない続報に期待したい。