NW-ZX500/NW-A100で、ストリーミングアプリのハイレゾ再生ができる
ウォークマンがついに「Amazon Music HD」対応に! 待望のアップデート
ソニーは5月28日、ウォークマン「NW-ZX500」シリーズと「NW-A100」シリーズのファームウェア・アップデートを実施した。適用後は「Amazon Music HD」や「mora qualitas」といった、ハイレゾ系ストリーミングサービスを有線イヤホン/ヘッドホンで聴く際、192kHz/32bitの品質で再生可能となる。
これまでは、音源がハイレゾで配信されていても最大48kHz/16bitに落として再生していた。
ちなみに、microSDカードなどに保存した音源を「W. ミュージック」を使用して再生する場合の仕様は、PCMの場合、従来と変わらず最大384kHz/32bitだ。
新ファームウェアにアップデートした後、OSの「設定」→「音」で、「ハイレゾストリーミングの使用」をオンにし、再起動することで、設定が有効になる。その後は、すべての音楽ストリーミングアプリの音が192kHz/32bitのオーディオパスを通じて出力される。ハイレゾストリーミングができるアプリとしては現状、「Amazon Music HD」や「mora qualitas」などがあるが、今後ハイレゾ対応のストリーミングアプリが増えた場合でも、クオリティを落とさず再生可能となる。
なお、設定をオンにした後は、96kHz/24bitや44.1kHz/16bitなど、192kHz/32bitに満たない品質の音源も一律に192kHz/32bitにアップコンバートしてやり取りするが、DDSEのような補間処理は加えない(ONにもできる)。データ量の増加によるバッテリー駆動時間の変化については、検証中としている。
新ファームウェアでは、上記に加え、音楽再生ソフト「W.ミュージック」も機能拡張した。要望の多かった、キーワード検索機能を追加。また、お気に入りやブックマークも、ライブラリーのトップに配置し、ユーザーがアクセスしやすくした。ブックマークも最大10個から最大999個に大幅に増え、右上のオプションマークから削除が可能になっている。
また、プリインストールアプリに「mora qualitas」と「Headphone Connect」を加えている。ほかにも細かな機能改善を適用した。
ソニーでは、ファームウェアアップデートに合わせ、「mora qualitasでWALKMANプレイリスト」企画も開始。初回は1979年~1980年のJ-POPと洋楽をそれぞれ集めた4種類のプレイリストが用意されている。
NW-ZX500シリーズ/NW-A100シリーズを使っていて、ユーザー登録を済ませた人に対して、mora qualitasの30日間無料クーポンを2021年3月31日まで配布するキャンペーンも実施する。すでに購入済の場合と新規購入の場合で申し込み手順が異なるそうなので、詳しくはソニーのキャンペーンサイトを参照してほしい。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります