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自動電源オフ機能追加で、Androidウォークマンの弱点が改善

2020年02月06日 13時00分更新

 久々のAndroidウォークマンとして昨年発売となった「NW-ZX500」「NW-A100」シリーズ。Android OSを採用することで、アプリ追加が可能となり、「Spotify」を始めとした定額音楽ストリーミングサービスなども高音質に楽しめるようになっている。

 一方で、これまでのウォークマンと比較した場合、いくつか機能面でもの足りなさを感じる面があった。ひとつは電池の持ち。特に待機時の電力だ。再生が終わったら、常に本体の電源を切らないと、高めの状態で電力消費が続いてしまい、使いたいときには「電池切れ」といった状態になりやすい。

 また、ハイレゾ定額音楽ストリーミングへの対応について。Amazon Musicのアプリは追加できるのだが、現状では、契約をAmazon Music HDにアップグレードした場合でも、96kHzや192kHzの品質では再生できない。

 そんなユーザーの声を反映したのか、両シリーズの機能にアップデートが掛かった。2月6日のアップデートでは、セキュリティ更新やmicroSDカードを認識しない場合があるといった不具合の改善に加え、「自動電源オフ機能」が追加された。具体的な時期や対応機種については未定だが、Amazon Music HDなどの音源をハイレゾ品質で再生できるようにするアップデートも検討中だという。

 新たに追加された「自動電源オフ機能」では、一定時間ウォークマンの操作をしなかった際、あらかじめ設定した時間経過後(1~12時間の範囲で4段階)にウォークマンの電源を自動的に落とすというもの。通勤時の往路と復路で一定時間音楽を楽しむが、間にまったく音楽を聴かない時間が何時間もある場合などに有効だ。連続再生時間については変わらない。

 再起動が必要になるため、電源オフ後に再度使い始める際の時間がかかるという面はあるが、音楽を再生していない時間のバッテリー消費を抑えられるため、利用時間を延長できる。例えば、「自動電源オフ機能を1時間に設定し、W.ミュージックで1日2時間、音楽を再生するという使い方を繰り返した場合、設定なしの場合に比べ、実使用時間が最大2倍程度改善する」としている。

 他社のAndorid搭載デジタルオーディオプレーヤーでは、割合普通に搭載されている機能であり、ようやくの対応と思える面もあるが、数の多いウォークマンユーザーにとっては嬉しい改善と言えるのではないだろうか?

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