週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

EXTRA BASSシリーズを拡充、WF-SP800Nはアクティブ・ノイズキャンセルにも対応

ソニー、水で洗える完全ワイヤレス「WF-SP800N」、1万円台半ばの重低音機「WF-XB700」発表

2020年05月26日 13時00分更新

 ソニーは5月26日、“EXTRA BASS”シリーズのワイヤレスイヤホン3機種とヘッドホン1機種を発表した。昨年発売されて人気となった、ノイズキャンセル対応完全ワイヤレスイヤホン「WF-1000XM3」の技術を多く取り入れるとともに、重低音再生や水洗いできる機種も用意。価格も抑えている。

 完全ワイヤレスイヤホンは2機種。エントリーモデルの「WF-XB700」は6月6日発売で、店頭での販売価格は1万円台半ばになる見込みだ。スポーツモデルとして、重低音と防水機能を備えた「WF-SP800N」は6月27日の発売。実売価格は2万円台前半になる見込みだ。

訂正とお詫び:WF-XB700の発売日が誤っていたため、修正しました。(5月26日)

人気の重低音サウンドを手ごろな完全ワイヤレス機で

 WF-XB700の本体は、IPX4相当の防滴性能(ケースは除く)を持ち、ほかのソニー製完全ワイヤレスイヤホンと比較してもコンパクトな46gのケースを採用した。一方で本体のみで9時間(充電ケース併用で18時間)と、連続再生時間は十分で、10分の充電で1時間利用できる急速充電にも対応する。EXTRA BASSシリーズらしい、キレのあるビート感、クリアな中高域を特徴としている。

 ノイズキャンセル機能はないものの、リレー方式より安定した接続ができる「左右同時伝送方式」の採用、耳の3点で安定して支持する“エルゴノミック・トライホールド・ストラクチャー”による装着性の高さなどは、同社メインモデル「WF-1000XM3」から継承したものだ。

 直径12mmのドライバーを採用し、重量は片耳8g。Bluetooth 5.0でコーデックはSBCとAACに対応している。ハイブリッドイヤーピースが4サイズ付属。カラーはブラックとブルーの2色が選べる。

水で洗えるスポーツ向け完全ワイヤレス

 WF-SP800Nは、ノイズキャンセリング(NC)機能搭載のスポーツ向けモデル。EXTRA BASSシリーズではないが、迫力の重低音サウンドは同様だ。

 SP700Nの後継モデルで、機能を全面的に強化した。自分でカスタマイズできるEQ機能、20段階に増え、クイックアテンションにも対応したヒアスルー機能、利用状態に合わせて自動で適切なノイズキャンセリング/ヒアスルー設定を選ぶ「アダプティブサウンドコントロール」への対応、IP55相当に強化した防水防塵性能、ノイズキャンセリングオフで最大13時間と従来比2倍以上に増えたスタミナ再生などだ。

 WF-1000XM3同様、左右同時伝送方式に対応。操作はボタン式からタッチセンサー式に変更した。スポーツイヤホンということで、汗などにも配慮しており、使用後に本体を水洗いすることも可能となっている(音導管部分に水を強く当てるのは不可、ケースは防水非対応)。

 装着性を高めるため、2サイズのアークサポータが付属するため、激しい運動でも外れにくいとしている。EXTRA BASSシリーズのサウンドで、リズム感が重要なワークアウト時の気分を高められる。iOS/Android用の「Headphones Connect」アプリと連携すれば、8つのプリセット、マニュアル、カスタム2種のイコライジング切り替えが可能だ。例えば、ボクササイズではビート感を強調、逆にヨガではアンビエンス感を重視するなどシーンに応じた音質を選べる。

 また、ジムで集中してワークアウトする際はノイズキャンセルで外部の騒音をシャットアウト、外でジョギングする際には、逆に外音取り込みで危険を防ぐといった使い分けができるようになった。Headphones Connectは、「アダプティブサウンドコントロール」という、ユーザーの状態(歩行中、電車での移動中、停止中など)を自動認識し、適した設定を選ぶ機能をもともと持っていたが、5月7日のアップデートで、ジムや自宅など決まった場所に移動した際にGPSと連動して、その場所に合った設定を自動で選ぶ機能が追加されている。

 人感センサーによって、片側を外すと一時停止、もう一度装着で再開することも可能。片耳だけ装着しての通話や、片方ずつを二人で聴く使用方法も可能となっている。触れるだけで外音を取り込める、クイックアテンション機能も装備する。

 バッテリー駆動時間は、充電ケース併用で最大26時間。ノイズキャンセリングオンの状態でも本体のみ9時間、充電ケース併用18時間というスペック。10分充電で1時間使える急速充電にも対応する。

 直径6mmのドライバーを採用し、重量は片耳9.8g。Bluetooth 5.0でコーデックはSBCとAACに対応している。本体にはハイブリッドイヤーピースが4サイズ、アークサポーターが2サイズ付属。カラーはブラック・ホワイト・ブルー・オレンジが選べる。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります