Xperia 10 IIはXperia 1 IIのコンセプトを継承しながら21:9の撮影など独自性も追求
最近、ミドルクラスのラインアップ拡大を急速に進めているソニーモバイルコミュニケーションズの「Xperia」シリーズ。そのミドルクラスの最新モデルとなるのが「Xperia 10 II」だ。
これは海外で販売されたミドルクラスのスマートフォン「Xperia 10」の後継モデル。21:9比率のディスプレーや、トリプルカメラ構造を採用するなど、ハイエンドモデルとなる「Xperia 1 II」のコンセプトを継承しながらも、国内での販売価格が4~5万円になると見られており、手ごろな価格で購入できるのが特徴だ。発売前の試用機を借りたので、国内では直近の前モデルとなる「Xperia 8」との比較を中心にしながら、実際の使用感を紹介したい。
Xperia 8に近いサイズ感だが
内容は大幅に進化
まず本体についてだが、サイズは約69×157×8.2mm、重さは約151g。コンセプトが近い「Xperia 8」(約69×158×8.1mm、約170g)と比べた場合、サイズはほぼ同じで片手で握りやすいサイズ感だが、重量はかなりの軽量化が図られていることが分かる。
ディスプレーサイズもXperia 8と同じ6型だが、質の部分が大きく変化している。解像度は共にフルHD+(2520×1080ドット)だが、Xpeira 8は液晶を採用していたの。に対し、Xperia 10 IIは有機ELを採用。有機ELらしいくっきりした映像を実現するだけでなく、バックライトが必要なくなったことで軽量化などに貢献している部分もありそうだ
もちろん21:9比率という縦長ディスプレーなので、縦に利用する際はマルチウィンドウ機能を使って2つのアプリを同時に動作させられる。横にすれば映画の視聴が快適になるほか、対戦ゲームのプレイ時は広範囲が見渡せるなどの優位性が得られるだろう。
側面にはこちらもXperiaシリーズではおなじみ、指紋センサーを備えた電源キーや音量キーなどを配置。側面上部には3.5mmのイヤホン端子も備えており、有線のイヤホンが使いやすいのも、人によっては大きなポイントといえるだろう。
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