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iPhone SE(第2世代)レビュー

スマホの機能はこれでいい! 新iPhone SEの完成度の高さ

2020年05月02日 12時00分更新

カメラは単眼だけど処理性能でカバー

 iPhone SEの背面には、1200万画素/f1.8のシングルカメラが搭載されている。デュアルないしトリプルカメラが一般的になった上位モデルと比べると幾分寂しいが、A13 Bionicを搭載していることもあり、撮影機能は思いのほか充実している。

 たとえば、単眼深度推定の仕組みによって、「ポートレートモード」や「ポートレートライティング」といった機能が活用可能。動きのある無しを問わず、ハイライトとシャドウをくっきり階調豊かなに表現する「スマートHDR 」機能にも対応する。動画撮影に関しては、4K・60fpsもサポートした。

 ただし、「ナイトモード」には非対応だ。望遠カメラや超広角カメラが使えない点も加え、これらを割り切れるのならば、上位機種と比べてもなんら遜色ない使用感が実現されるはずだ。

精細かつ階調豊かな写真を撮影できる

iPhone SEにて撮影。動きのある水面も綺麗に撮れた

iPhone SEにて撮影。逆光条件でも木の幹のディティールをはっきり捉えている

ポートレートにも対応。写真は「ハイキー照明(モノ)」を適用

 なお、実際にiPhone 7とiPhone SEで撮影した写真を見比べてみると、仕様上の解像度は変わらずとも精細感が異なっているように感じた。ただし、データサイズも3倍になっていたので、冒頭にも述べたがストレージはなるべく大きいモデルを選択しておいた方が無難だろう。

iPhone 7とiPhone SEで撮影した写真を比べてみた

【まとめ】必要最低限の機能が高次元でまとまっている

 まとめるなら、「これでよい」と思える人にとって、必要最低限がしっかり詰まったiOS端末だ。家族のためになるべく安くiPhoneを買いたい人、古い機種を使い続けていてそろそろ最新モデルに変えたい人、Androidを持っているがiPhoneも使ってみたい人などに、ぜひオススメしたい。

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