DJI JAPANは4月28日、コンシューマー向けドローン「Mavic Air 2」を発表した。同日より予約受付を開始し、5月21日より出荷を予定している。
Mavic Air 2は、4K Ultra HD(3840×2160ドット)の動画撮影機能を搭載する折りたたみ式ドローン。大型の1/2インチカメラセンサーにより、高解像度かつ高品質の写真や動画コンテンツを制作が可能。Mavicシリーズでは初となる、4Kビデオを最大60fpsかつ120Mbpsで撮影できる。
さらに、HDR動画、1080p/120fpsの4倍スローモーションや1080p/240fpsの8倍スローモーション撮影も可能。12MP写真だけでなく、高解像度48MP写真も撮影できる。また、3軸モーター搭載ジンバルにより、カメラのブレを補正する。新搭載のスマートフォト機能により、高度なシーン分析とディープラーニングを使用して12MP写真を記録し、3つの撮影オプションから最適なものを自動的に選択する。
本製品では、基本飛行性能をさらに強化。バッテリー容量は3500mAhで、飛行時間は最大34分となった。DJIの独自技術OcuSync 2.0伝送技術がさらにアップグレードされ、安定したHD動画の伝送を、ドローンから最長10km(日本国内では最長6km)の距離まで可能となった。
本製品は新たな安全機能を備え、可能な限り飛行安全性を高めたという。前方後方に配置された障害物センサーにより、ドローンが障害物に近づくと警告を発する。また、衝突を回避するためドローンがそれ以上障害物に接近しないように設定可能。さらに、本体下部に配置されたセンサーと補助ライトにより、低照度環境におけるスムーズな自動着陸などの機能をアシストする。Mavic Air 2には、離発着の多い空港などリスクの高い場所にドローンが入らないようにするため、GEOジオフェンスも装備されている。
その他、高度操縦支援システム「APAS 3.0」、他の機体が近くにいることをドローンの操縦者に警告して安全性を高める「AirSense」技術などを搭載した。
また、最適化されたインテリジェント機能を搭載し、迅速かつ簡単に写真や動画を撮影し、共有できる。フォーカストラックでは、被写体を選択すると自動的に追跡する「ActiveTrack 3.0」、特定の被写体周辺で自動化された飛行経路を設定する「Point of Interest 3.0」、ドローンを自由に操作していてもカメラがフレーム内で被写体を捉え続ける「Spotlight 2.0」などの撮影モードが選択できる。
本体、バッテリー1個、送信機、必要な配線一式を含む標準パッケージ(10万5600円)と、標準バージョンの全品目に加えてショルダーバッグ、NDフィルター、充電ハブ、バッテリー3個を同梱したFly Moreコンボ(13万2000円)の2種類をラインアップする。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります