週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

モデル末期なのにXbox One Xを買ったら予想以上に良かった

2020年05月02日 17時00分更新

ゲーム機最高性能と聞いたら
欲しくならないワケがない「Xbox One X」

 ゲームハードはほとんど購入している筆者。最新ハードが出ると、だいたい発売日に買っているのだが、ここ数年はしばらく「寝かせて」から買うようになった。発売日に買えば、最新技術にいち早く触れられるが、そのぶん初期不良も多く、とくにPlayStation、PlayStation2、セガサターン、Xboxあたりは初期ロットゆえの不具合が多く、修理したり買い替えたりと結構な出費が多かった。

 なので、ハードがある程度熟成されるまで待ってから買うことにしている。ここ1年の間に買ったハードはPS4 Pro、PS Vita、そして1ヵ月程前にXbox One Xだ。ちなみに、任天堂ハードは初期のDS以外、ほとんど買ってない。最後に買ったのはゲームキューブだった気がする。とくにこだわりなどはないのだが、筆者好みのゲームが少ないからかもしれない。

 PS4 Proを買ったのはPS5発表後だった。元々PS4を持っていたが、せっかく4K HDR対応のテレビを買ったのだし、4Kで遊びたいと思い購入を決めた。なお、元のPS4は編集部ミナミダに1万円で売却した。PS VITAは移動中のゲームをほとんどスマホで遊ぶようになってしまい、PSPもホコリをかぶっているために購入を躊躇していたが、もう生産も終了ということで絶滅危惧種保護の意味で購入。とはいえ、ソフトもたくさん揃ってるので、遊ぶのには困らなそうだ。

 Xboxは初代からXbox Oneまで、常に発売日に購入していたが、Xbox One Xだけは手を出せなかった。高性能なのはわかるのだが、価格は約5万5000円と高価だったし、そもそもXbox Oneもそんなに遊んでない(ほぼForza専用機)し。だが、PS4 Proの最大の欠点である「4K UHD Blu-rayの再生」が、Xbox One Xでは可能というじゃないか。4Kテレビを買えば、4K UHDのBlu-rayで映画が観たくなるのは当然だ。

 Xboxの次世代機が発表されてから、頻繁にMicrosoftがXbox One Xのセールをするようになった。その都度チェックしていたのだが、3月末のセールではなんと3万2978円まで値下がっていた。おそらくこれが底値かなと、覚悟を決めてポチっとな! Xbox One Xは中古も高値安定だし、そもそもゲームハードは中古で買いたくない。このスペックが新品でこの値段なら十分アリだし、ハイクオリティーなゲームが遊べる4K UHD Blu-rayプレーヤーとして考えれば格安だ。単純に4K UHD Blu-rayを再生したいだけならXbox One Sでもよかったが、やっぱりスペック厨なので、上位モデルを買いたいのである。

GEARS 5のスリーブで届いた

 購入したのは名TPS「GEARS OF WAR」シリーズが最新作の5までバンドルされたもの。以前は「Forza Horizon 4」と「Forza 7」がセットになったものもあったのだが、残念ながら今回のセールではなし。とはいえ、GEARS OF WARシリーズは大好きなので、これはこれで満足度が高い。またマーカス・フェニックスさんに会えるなんて。今回はゲームのレビューではないので、とくにゲーム内容については触れないことにする。

「Xbox One X」の主なスペック
CPU カスタム AMD CPU(8コア、2.3GHz)
演算ユニット数 40基
GPU演算性能 6.0TFLOPS
GPU動作クロック 1172MHz
メモリー 12GB(GDDR5)
メモリーバス帯域幅 326GB/s
内蔵フラッシュメモリー 8GB
内蔵ストレージ 1TB HDD
インターフェース HDMI2.0b出力(FreeSync対応)、HDMI1.4b入力、USB3.0 Type-A×3、光デジタルサウンド出力(S/PDIF)、IRレシーバー用ポート
サイズ/重量 299.97(W)×239.77(D)×59.94(H)mm/3.81kg

 取り出して驚いたのが、本体の小ささ。Xbox史上最小じゃなかろうか。うちにXbox 360 Sと、Xbox Oneがあったので比べてみたのだが、圧倒的に小さい。しかし、かなり重い。手に持った感じではXbox Oneより重いくらいだ。電源が内蔵されたのも影響しているだろう。ようかんと呼ばれた巨大なACアダプターがなくなったのは喜ばしい。また、Xboxでずっと悩まされてきた騒音問題も解決していると言っていい。本体から1~2mくらい離れてプレーしているとまったく気にならない。発熱もあるといえばあるが、排気部分に気をつけて設置すれば問題ない。

上からXbox 360 S、Xbox One、Xbox One X。Xbox Oneの大きさが際立つ

上からXbox One X、Xbox One、Xbox 360 S。進化にともない、端子類もずいぶんスッキリしたことがわかる

天板の排気口がXbox One Xではなくなった

Xbox One(上)とXbox 360 SのACアダプター。Xbox One Xでは内蔵されたのでそのぶん重量も増したが、配線が整理できるという最大のメリットがある

 デザインもかなりスッキリした。歴代Xboxはアメリカンなハードらしく、マッチョなデザインだった。Xbox One Sでさえちょっとゴツく感じる。しかし、Xbox One Xは直線的なデザインで、無駄をそぎ落としたシンプルな見た目になった。これも小さく感じる一因だ。この部分は大きな進化点であり、後継機が大きくなりそうなので、Xbox One Xにしかない魅力だろう。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります