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iPad Pro+Magic Keyboard、重さと充電の減りが課題

2020年04月22日 16時00分更新

●解決すべき問題もいくつか発生している

 Magic Keyboardは、iPad Proをノートパソコンに遜色ないインターフェイスで固めることができるアクセサリとして、非常に意欲的な製品だと感じました。iPadに対して、「PCのように使えない」「マウスがない」といったユーザーの「活用しない理由」を、1つ、また1つと、ソフトウェア、ハードウェアの両面から解決し、外堀を埋めてます。その視点から見ても、Magic Keyboardは大きな意味を持つアクセサリ、というわけです。

 ただし、じゃあ筆者はSmart Keyboard Folioを全く使わなくなるか? と言われると、おそらく答えはNoです。当面併用していくことになるのではないかと考えています。

 その理由は、重量に加えて、iPadで最も重視していた性能であるバッテリー持続性です。極上のタイピング体験と引き換えに、Magic Keyboard接続時のiPad Proは、バッテリー持続時間が3〜5割の幅で短くなってしまうようでした。iPadはLTE通信をしていたとしても、充電器を持たず1日使い続けられるスタミナが重宝していました。Wi-Fiスポットも電源も、iPadなら探さなくて良くなるのです。

 しかしMagic Keyboard装着時だと、夕方の仕事までバッテリーが持つか、あやしくなってきます。その点、Smart Keyboard Folioはバッテリー消費の問題がないため、取材や出先での原稿など、長丁場になりそうな場合に残しておくかもしれません。

 とはいえ、現状家にこもる生活が続いているため、Mac、iPad Proと、快適なMagic Keyboardで満たされる生活に浸っているのです。

筆者紹介――松村太郎

 1980年生まれ。ジャーナリスト・著者。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)。またビジネス・ブレークスルー大学で教鞭を執る。モバイル・ソーシャルのテクノロジーとライフスタイルについて取材活動をする傍ら、キャスタリア株式会社で、「ソーシャルラーニング」のプラットフォーム開発を行なっている。

公式ブログ TAROSITE.NET
Twitterアカウント @taromatsumura

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