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iPad Pro+Magic Keyboard、重さと充電の減りが課題

2020年04月22日 16時00分更新

 アップルは当初5月末と案内していたiPad用Magic Keyboardを、予定より1ヵ月以上早め、4月15日に予約を開始。4月20日には最初にオーダーしたユーザーに届きはじめました。

 2018年モデル、2020年モデルのiPad Proに装着することで、アップルが2019年末から導入を進めているMagic Keyboardと、iPadOS 13.4で標準サポートとなったトラックパッドをワンタッチで利用可能にできるものです。

●Magic Keyboard with トラックパッド

 このアクセサリはiPad Pro背面の3つの接点を持つSmart Conncectorを通じて接続します。Magic Keyboardのヒンジ右側にUSB-Cポートがあり、電源供給ができますが、Smart Keyboardを使ったアクセサリはこれまでキーボード接続しかなかったため、トラックパッドの信号や電源供給ができるという明かされていない仕様が明らかになりました。

 Magic Keyboardは1mmのキーストロークとラバードームによる反発力を備えた、シザー構造のキーボード。MacBook ProやMacBook Airとまったく同じものが搭載されています。日本語キーボードでは、少し「かちゃ」っというリターンキーの音が気になりますが、それ以外はラバーのモコモコとした音が中心で、静かな部類だと評価できます。

 打鍵感はMacBook Airのレビューをご参照。しかし搭載される筐体が違うことから、音の感触は若干異なります。また、パームレストの高さはほぼないため、机の面にぺったりと吸い付き、フラット。実はMagic Keyboardとしては、机の面からキートップまでの高さが最も低いのです。個人的には非常に好みのポジションです。

 加えて、ノートパソコンではお馴染みの場所にトラックパッドが備わっています。こちらは正直なところ、つい使うのを忘れてしまいます。というのも筆者は2016年の9.7インチiPad Pro登場時から、キーボード+タッチスクリーンという作業環境に慣れてきました。そのため、タイピングをしていて必要なときにはついに画面を触ってしまうのです。

 ただ、トラックパッドが装着されたことで、パームレストの領域が生まれました。机がない、椅子に座って作業する際、このパームレスト部分で全体を支えて安定させることができるため、移動中に作業する機会が多い人にとっては、導入のメリットが大きいと感じました。

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