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必要な機能を絞ることで低コスト化

オープンロジ、2万円以下のリング型バーコードリーダーを発売

2020年04月10日 16時30分更新

 オープンロジは4月9日、物流倉庫向けのリング型バーコードリーダーの製造と販売を開始した。

 本製品は、指に装着して使用するリング型のバーコードリーダー。バーコードリーダーを置いたり取ったりする工程が不要になり、倉庫業務の効率化に繋がるとアピールする。Bluetoothに対応し、見通しおよそ10mの無線通信が可能。2メートル先の1次元バーコードまで読み取るという。価格は1万6500円で、5台以上から同時購入割引が適用される。

 同社がテスト導入した市販のリング型バーコードリーダーは、2万円以下の安価な製品の場合、保証がつかず品質が安定していないので長期利用に耐えられないという課題があったという。また、保証が付いている4万円を超えるような高額帯の製品は、多くの倉庫業務では不要な2次元バーコード(QRコード)の読み取り機能や、LED照明などの機能が付いたオーバースペックな製品が多いという。

 今回、必要な機能を絞ることによって低コストで、安定的に動作し、安心して利用できるというリング型バーコードリーダーを同社のオリジナルブランドとして発売。提供開始1ヵ月で、提携倉庫会社と同社のWMS(倉庫管理システム)「OPENLOGI Platform Connect」導入企業に対して、30台程度の販売実績があった。

 導入した倉庫会社では「価格が安く、個別設定をせずにすぐに使えて便利」「入荷作業や出荷時の商品検品など、手を空ける必要がなくなり作業がスムーズになった」と好評だったという。

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