長期にわたって楽しめる豊富なコンテンツ
中核となるコンテンツは「クエスト」で、内容によっていくつかの種類に分かれている。順にクリアしていくことでメインストーリーが展開するメインクエスト以外に、特別なストーリーが用意されたストーリーイベントなどもある。
また、各キャラごとにキャラストーリーがあり、さらに「居住区」では、ランダムで選ばれる5人のキャラとの短い会話を通して親密度を獲得できる。読み物としてのシナリオコンテンツはバラエティーに富んでいて、量的にもかなり豊富。こういった点は元々ノベルベースのアダルト作品だったタイトルの強みと言えるだろう。
クエスト挑戦のために使う、いわゆるスタミナに相当する「アモーレ」など、時間回復制の資源は単に数字が増えるのではなく、「研究所」というメニューで生産し、溜まった分を回収する仕組みになっている。この研究所はアイテムを買ったり素材を投下することで成長させられる、ちょっとしたシミュレーションゲーム要素として遊べる。
ムフフなシーンを見るためにガチャを回せ!
元々アダルトゲームであるジブリールシリーズの最新作だけあって、R18版の「電脳天使ジブリールEX」ではゲームを攻略するとHシーンが鑑賞できる。Hシーンは、親密度を上げてランクアップするたびにアンロックされるキャラストーリーの中に組み込まれているので、キャラの親密度を上げる必要がある。親密度は戦闘に参加させたり、プレゼントアイテムを贈ることで上げられる。
ただし、親密度ランクはキャラのグレード(★の数で表される、いわゆるレアリティー)までしか上げられないので、キャラストーリーを先まで見たければキャラを「覚醒」させてグレードを上げなければならない。ガチャから排出された時点では★1~★3となるが、初期グレードに関係なく★5まで強化できるようだ。
逆に言うと、推しキャラが★1だとキャラストーリーを最後まで見るのは結構難しい。★3キャラなら最初から1個目のHシーンまでは観られるようだが、★1キャラはかなりの量の覚醒アイテムを投入する必要がありそうだ。
この覚醒アイテムは、ガチャのダブりでもらえる「エクスタシール」というアイテムを支払って、各キャラごとの「エンジェルピース」をゲーム内ストアで買うことで手に入る。ソシャゲではそれほど珍しくない形式と言える。
ただ、こうして鑑賞したキャラストーリーはそれだけで終わりというわけではなく、ゲーム世界内の架空のSNSにアップできるというおまけが付いてくる。アップした画像の内容によって「いいね」ならぬ「エロいね!」がついて、その件数に応じて、キャラ強化などさまざまな場面で使う通貨「ファンキー」を報酬としてもらえる仕組みになっている。
と、ここまでざっと駆け足で見てきた「電脳天使ジブリールEX」だが、パッケージソフトだった頃を上回る内容に仕上がっているようだ。ちなみに、Hシーンの見れない一般版「電脳天使ジブリール」も用意されている。今からリリースが待ち遠しい、まさに期待の新作と呼ぶにふさわしいタイトルとなっていた。
(提供:DMM GAMES)
週刊アスキーの最新情報を購読しよう