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後継機が発表された今でも「Xperia Ace」は現役で使えるのかを検証した

2020年04月06日 10時00分更新

普段使いには十分役立つカメラ性能

 では、カメラの性能はどうだろうか。メインカメラは約1200万画素のシングルカメラのみと、標準的な内容。カメラ機能に力を入れたスマートフォンが増えている現在では物足りない印象を受けるが、F値は1.8で暗い場所にも比較的強く、光学式・電子式のハイブリッド手ブレ補正を搭載するなど、実際の撮影シーンで役立つ性能を備えていることが分かる。

Xperia Aceの背面。カメラは1つのみとシンプルだが性能は高い

 高度な要素が備わっている訳ではないが、基礎部分がしっかりしているだけにあらゆる撮影シーンに対応できるカメラだ。撮影シーンを自動判別する「プレミアムおまかせオート」も搭載している。細かく見ていけば、食べ物などはもう少し鮮やかさがあっても良さそうだが、スナップショットを撮影してSNSに投稿するといった程度の用途であれば十分対応できるだろう。

Xperia Aceを使って撮影した写真。水辺の細かなしぶきなどもしっかり表現できている

花を撮影したところ。Xperiaシリーズのカメラは写実的な表現を重視しているだけあって、比較的実際の色合いに近い印象だ

食べ物を撮影してみたところ。もう少し鮮やかさがあっても良い印象もあるが、スナップ写真としては十分だ

 一方のフロントカメラは800万画素と、こちらも少し前のミドルクラスで一般的な性能といったところ。しかしながら約120度の超広角撮影が可能となっており、複数の人と同時にセルフィーを撮影する時には便利だ。

フロントカメラは80度と120度の切り替えが可能。写真は80度で撮影したところ

同じ場所から120度に切り替えて撮影したところ。画角が大きく広がるので横にすれば複数人を同時に撮影できる

 また、肌や目、輪郭などの加工ができる「ポートレートセルフィー」も搭載。国内メーカー製のスマートフォンは美肌機能などが弱いとされてきたが、そうした点もしっかり抑えられているのはうれしい。

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