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チャット、ウェブ会議、ドキュメントが一つになったサービス

統合型コラボレーションツール「Lark」、学校向けに無料提供

2020年04月02日 16時00分更新

統合型コラボレーションツール「Lark」を提供するLark Technologies

 シンガポールに本社を置くテクノロジー企業Lark Technologiesは4月2日、同社が提供する統合型コラボレーションツール「Lark」を、国内の教育機関向けに無料提供することを発表した。

 Larkは、UNESCO(国際連合教育科学文化機関)に新型コロナウイルスの感染拡大に伴う学校閉鎖の影響を緩和する遠隔授業のソリューションの一つとして紹介されている

 新型コロナウイルスの影響を受け国内の教育機関が休校になり、授業カリキュラムの遅れなどSCMP(School Crisis Management Plan)の観点から解決策が模索されているが、Larkは遠隔授業をするビデオ会議だけでなく、チャット、カレンダー、ドキュメント作成と共有、ストレージなどの機能を備え、オールインワンのコラボレーションツールとして教育現場をサポートするという。

 教育機関の利用で想定されるLarkの機能の特長について、同社は以下のように説明している。

遠隔授業:ビデオ会議の機能で最大50名参加、1セッションあたり24時間まで利用可能。先生と生徒の間でお互いの画面を共有しながら授業ができる。録画機能も搭載しており、授業に出席できなかった学生が後日視聴することも可能。

遠隔会議:教職員間の会議、保護者会など様々な場面での会議で使用できる。

連絡や授業内容のフォロー:教職員/生徒/保護者間で、チャットメッセージで連絡。モバイルアプリからも利用可能。

授業/会議や面談などの予定管理:授業予定や生徒との遠隔での面談スケジュールを管理。

教材や動画ファイルの保管/共有:授業用の教材や動画ファイルをアップロードして共有。各フォルダーは教職員や生徒ごとに細かくアクセス権を設定し管理できる。

授業の出席管理:モバイルアプリで学生の授業の出席/欠席を管理。

よくある質問への回答:生徒の質問や保護者からのよくある質問について、チャットボットを設定し自動的に回答することも可能。

教育機関でのLarkの利用イメージ

 クラス別に先生と生徒のチャットグループを作成し、チャットグループ内で連絡事項を伝えたり、Larkの投票機能を使って生徒にクイズを出したり、クラス内のコミュニケーション促進に活用できるという。また、クラスチャットから、ワンクリックでオンライン授業に参加できる。

 対応OSは、Windows 7以上、macOS 10.10以上。スマートフォンは、iOS 10.0以上 、Android 5.3以上。

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