難しい設定は必要なく
カメラとマイクがあればいい
マイクに向かって話せば普通に会話ができる。参加者の映像を表示する方式は4つあり、右上のアイコンで切り替えられる。「アクティブスピーカー」は、画面上部に参加者が並んで表示され、話者の映像を大きく表示する方式。「ギャラリービュー」はみんなが同じサイズで表示され、話している人の映像には囲みが表示されて目立つようになる。こちらは最大25人まで表示される。
「全画面表示の開始」をクリックするとフルスクリーン表示になる。こちらも話者が中心に大きく表示され、右側に自分や参加者のサムネイルが表示される。Zoomアプリを最小化すると「ミニウィンドウ」表示になり、他のアプリを操作しながら会話を続けられる。
無料アカウントだと、3人以上の会議は最大40分まで。時間が来ると自動的に切断されてしまう。もう一度会議を開催すればいいだけだが、自分で時間を計るのも面倒。そんな時は、アプリの設定画面を開き、「一般」の「接続時間を表示」にチェックを入れば、右上に経過時間が表示されるようになる。
他にも、毎回招待のURLをコピーするのが面倒なら「ミーティングの開始時に招待のURLを自動的にコピー」、いつもフルスクリーン表示するなら「ミーティングの会誌または参加するときに、自動的に全画面を開始」にチェックを入れればいい。
会議中にくしゃみをしたいとか、別の電話がかかって来た時には、左下の「ミュート」をクリックするとマイクをオフにできる。子供やペットが乱入してきたり、鼻をほじりたくなったら「ビデオの停止」をクリックしてカメラをオフにすればいい。用件が済んだら、もう一度クリックし、有効にできる。
アイコンの隣にある矢印マークをクリックすると、デバイスを切り替えたり、設定画面を開けるのだが、ビデオのメニューにはユニークな項目が用意されている。「仮想背景を選択してください」をクリックすると、設定画面の「バーチャル背景」が開く。
画像を選択すると、自動的にユーザーが切り抜かれ、背景の画像が差し替わるのだ。突然の自宅勤務で部屋の中が片付いていなくても、バーチャル背景を使えば問題なし。手持ちの写真を追加して利用することも可能。とはいえ、ビジネスなのであまりふざけた画像を使うのは避けよう。
会議の議事録を取る場合も、別途レコーダーなどを用意する必要はない。「レコーディング」をクリックするだけで、即録画される。ファイルの保存場所は設定の「レコーディングしています」の「場所」で確認できる。
会議を終了すると、録画データが再生可能な形式に変換される。会議中に録画したデータを閲覧したいときは、「Double_Click_to_convert~」というファイルをダブルクリックし、手動で変換する。
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