主要3キャリアが一斉に5Gスマホを発表したが、au/ソフトバンクについては、OPPOやシャオミといった、国内ではまだなじみが薄いものの、世界ではトップ5に入るメーカーの端末が加わったのが話題になっている。
なかでもauから7月以降に発売予定の「OPPO Find X2 Pro」は、OPPOが先日発表したばかりの最新最強フラグシップ機。国内ではau限定モデルとなる。同機の実機をいち早く試せる機会を得たので、まずは写真とスペックを中心にお届けする(詳細レビューは今後掲載予定)。なお、今回テストしたのはハードウェアはグローバル版の仕様となっている評価機で、実際に販売される最終モデルではないとのことで注意してほしい。
人工レザーのオレンジとセラミックのブラック
スナドラ865や12GBメモリーなど文句なしのハイエンド機
まず本機のカラバリはオレンジとブラックの2色。オレンジの背面は人工レザー、ブラックはセラミック素材を採用。より薄型なのはブラックだが、オレンジの方が軽量となっている。人工レザーは指紋が目立たず、サラサラとした仕上がり。昨年から流行が続くオレンジの採用で、幅広いユーザーに受け入れられそうだ。
ディスプレーの左右の縁から滑らかな曲線で続いている側面部は、オレンジがかったゴールドの仕上がり。極端に煌びやかではなく、それでいて個性もアピールできるものとなっている。
そのディスプレーは、19.8:9と縦長でQHD+の解像度(1440×3168ドット)を持つ6.7型有機EL。120Hz駆動で滑らかな動きが実現されている。また、動画の描写に特化した「O1 Ultra Vision Engine」というチップを搭載し、スムーズな映像再生をアピールする。
本機のスペックは文句なしのハイエンド。Snapdragon 865、12GBメモリー、512GBストレージ、4260mAhバッテリー、画面内指紋センサー(+顔認識)、Wi-Fi 6など。防水・防塵には対応するが、おサイフケータイには非対応なので、その点は注意したい。
そしてカメラ。3眼構成で、メインは4800万画素で1/1.4型のソニー製センサー(IMX689)、ここに4800万画素の超広角カメラ、10倍ハイブリッドズームやデジタル60倍ズームが可能なペリスコープ型の望遠レンズが組み合わせられている。スペック的にはより上のモデルもライバルメーカーからは登場しているが、ハイエンドの仕様であることは間違いなく、実際にDxOMarkでのスコアは、記事執筆時点ではシャオミ「Mi 10 Pro」と並ぶ、最高点の124点。また、ズームの操作は画面に表示されるダイヤルでスムーズに可能だ。こうした操作の親切さもOPPO製スマホの魅力と言える。
あと気になるのは価格。auの5Gスマホは、Xperia、Galaxy、AQUOSとおなじみの3ブランドのハイエンド機もあるが、それと比べてどうなるのか。7月の発売を期待して待ちたい。
au「OPPO Find X2 Pro」の主なスペック | |
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メーカー | OPPO |
ディスプレー | 6.7型有機EL(19.8:9) |
画面解像度 | 1440×3168 |
サイズ(暫定値) | 約74.4×165.2×8.8mm(ブラック) 約74.4×165.2×9.5mm(オレンジ) |
重量(暫定値) | 約217g(ブラック) 約200g(オレンジ) |
CPU | Snapdragon 865 2.8GHz+2.4GHz+1.8GHz(オクタコア) |
内蔵メモリー | 12GB |
内蔵ストレージ | 512GB |
外部ストレージ | × |
OS | Android 10(ColorOS 7.1) |
5G最大通信速度 | 今後公開予定 |
5G対応周波数 | 今後公開予定 |
無線LAN | Wi-Fi 6 |
カメラ | アウト:約4800万画素(F値1.7) +約4800万画素(超広角、F値2.2) +約1300万画素(望遠、F値3.0) /イン:約3200万画素(F値2.4) |
バッテリー容量(暫定値) | 4260mAh |
FeliCa/NFC | ×/○ |
ワンセグ/フルセグ | ×/× |
防水/防塵 | ○/○(IPX8/IP6X) |
生体認証 | ○(画面内指紋、顔) |
USB端子 | Type-C |
連続通話時間 | 測定中 |
連続待受時間 | 測定中 |
カラバリ | ブラック、オレンジ |
発売時期 | 7月以降 |
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